御田祭(おんださい)ウィークですっ!!すいようび。
神田への牛馬入れと同時進行で、舞台のほうでは豊年神楽奉納としての幾つかの<舞い>が行なわれました。
そのなかのひとつ<清めの舞い>の模様をどうぞ。

神楽には、宮廷で神を祭るときに奏する<御神楽(みかぐら)>と、民間の神社で
神を祭る<さとかぐら>の二種があるそうですが、これはさとかぐらになります。
右手には神楽鈴、左手には豊作を祈願する稲?の入っている供え箱をかかげ、
しゃんしゃんしゃんと透きとおったすずしい音を響かせながら、膝をつかい身体を
なめらかに上下に振り、あわせて左右に上半身を揺らめかして、優雅に舞を
かさねています。

四人が同じ動きをおのおの続けながら、とけいまわりにゆっくり廻り続けます。
右手には神楽太鼓をたたく奏者がいて、ふわりと軽やかに上昇するような神舞に
ずしりと重い地霊のうなり声をかぶせているかのようです。
世俗的な想念を禊(みそぎ)払いされ、すんすんと空っぽになっていくからだに、
ずんずん腹の底から地霊を孕(はら)まされているかような、そんな力強い
ヴァイブレーションを感じました。

くりかえし、くりかえし、くりかえす演舞とリズムにただ魅せられるばかり。

12個の鈴をひとつに束ねた神楽鈴のおとがきれい。
うごきのひとつひとつには大切な意味があるのでしょうが、ぼくのように何も
知らなくとも十分に楽しめます。
神さまもそばにいらして、楽しんでらっしゃったのかしら・・・・

みなさんのお顔は しずかな自信にみちており 凛々しくもありました。
ふだんはふつうのおじちゃんなんでしょうね(笑)。

まわりの騒然とした熱気がしだいに遠のいていき、
けしきに靄(もや)がかかり、いしきがうすれていくようなここちよさ・・・
980年もの悠久の間、大衆を惹きつけ続けた真髄はどこにあるのか。

舞台からもどると、変わらぬ豊穣祈願の爆走はつづいていました。
全速力で観衆の際まではしり、泥しぶきを献上します。
あわてて逃げるひとたち、笑い声や歓声や悲鳴があがり、カメラマンもカメラだけ守って自分はどろまみれ。
なかには、<神田>のちかくに持参した椅子をもってきて座ったままで逃げもしない、きれいなよそ行きのお洋服を着たおばあちゃんの姿もあり、わらったままで
あたまからカフェオレ色のしぶきの洗礼をうけていました。
おばあちゃんの無病息災祈願は かんぺきです。

そして旅はつづく・・・
いったいぼくたちはどこからきて そしてどこへとむかうのでしょうね

サルタヒコ御一行もようやく到着です。

人生は多彩だなぁ
ひとりで経験できることなんて限られているけれど
ひとりとひとりがひとりをうみ
いっしょうがいくどもいくどもつみかさねられて
だれかのたくわえたけいけんはほかのだれかにとどけられ
かいしゃくはなんどもくりかえされる
まちがいもただしさもくりかえし くりかえし
いっしょうにいちどのれんぞくのひとつひとつを
ことばのままではおぼえていられないが
きのうたべたもの おぼえていられなくても
たしかにたべたし おかげでうごいてかんじていられるし
そんなもんだな
そんなもんかな

賢治のみんなは木陰でしばらくひとやすみ。
暑さの増した、時間帯だったもんね〜
けれども、祭りはまだまだつづきます!!
賢治の学校・実習生 緑