経絣(たてがすり)の柄の作り方
今回は染織の仕事の紹介。
ちょっと専門的で地味な仕事ですが、実は絣織物では最も大事な仕事。
経絣(たてがすり)の柄の作り方です。
「染織」というと、字の通りに「染め」と「織り」が目立ちますが、実はその間をつなぐ、下拵えの仕事がとても重要です。
「絣織物」は、糸に模様を付けて、織り重ねることで柄を作るものです。
すべて最初に図面と設計書があって、その通りに計算して作っていくわけです。

今回紹介するのは、経糸の巻き取り。


束になっている経糸を、幅を出しながら、たいこ(千切)に巻き取っていきます。
その途中に、絣のずらし機を入れます。
機械と言っても原始的なもので、糸の通り道を変えてやることで、絣をずらすのです。
つまり、遠回りをした方が大きくずれる、ということ。

この柄は特に細かく、2本ずつずらしています。
経糸の総本数は、1400本ですから、700通りの通し分けをしてあるわけです。

写真の手前が、ずらす前。
奥が機械を通ってずれた後。

美事に柄が現れました。
実に手間がかかる仕事です。
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しんぺい