綾つむぎだより

「綾の手紬染織工房」より染織の話や工房の情報などをお伝えします。


『おとなのいい旅』 に掲載されています☆

2007年12月3日

花倉織

まゆ祭りも一段落、工房もいつもの仕事に戻りました。
今回は沖縄の伝統織物のひとつ、花倉織を紹介します。

花倉織は花織(緯糸を浮かせた模様)と絽織(経糸を絡ませた透かし模様)を組み合わせた紋織りの一種です。かつては、琉球王国時代に王家一門しか着ることを許されなかった高貴な織物でした。今日では夏の着物として、人気のある織物です。綾の手紬ではその糸に小石丸を使い非常に贅沢な一品となっています。

 

技法もその難しさから秋山先生が特注した長ーい織機と糸綜絖(いとそうこう:経糸を上下させる道具)で織っています。

 

下の写真の右から地を織る綜絖、絽を織る綜絖、花を織る綜絖があります。

 

なんだかよくわからないかもしれませんね。

仕掛けも複雑で織るのも簡単ではありません。それゆえにその布の持つちからも強く、美しい気がします。

クローズアップしたところ。織り始めの部分。

 

反物が着物になるとまた生まれ変わったような美しさです。

その昔、琉球の御后様が着ていた姿に想いを馳せつつ、今日も織る日々です。

 

nana

 

 


2007年12月3日 21:37

コメント

マンボウ [2007年12月3日 23:14
「花倉織」って初めて聞きました、「琉球花織」とは違うのですか?

特注の機織り機拝見しましたが一種異様な感じでしたね。
糸(小石丸)の捩れを防ぐ為なのでしょうか?
糸綜絖の細かさ・繊細さに驚愕しました、あの隙間に1本・1本縦糸を通すのですよね。
信じられません!


nana [2007年12月4日 19:58
花倉織は、沖縄の花織とプラス絽織という透かし織を組み合わせているところが特徴になっています。その絽織を織るためにあの大きな織機が活躍しています。しかし、人間はいろいろなことを考えつく生き物ですよねえ。

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