Google Chrome -2- (承前)
続きなので。
他にもGoogle Chromeに関する記事はあって、例えばITmediaのこちらとこちら。
最も笑えたのはリード部分の記述。
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MicrosoftがWindowsとIEをPCに組み込み、NovellやSunなどを次々と壊滅させてきたように、ChromeもMicrosoftをWebアプリケーション市場から追い落とす可能性は十分にある。
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(色づけは引用者)
GoogleとMozilla、MSとの関係についてはこんな記述がある。
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このブラウザはインターネット市場からMicrosoftをシャットアウトするきっかけになるかもしれない。それについては、TechCrunchのマイケル・アーリントン氏も同意する。
「Microsoftは反トラスト法違反の恐れがあるために検索エンジンさえ組み込めない肥大化したクローズドソースのブラウザに縛られている。一方、Gooogleは政府の干渉に煩わされることなく、自社の検索エンジンやほかのWebサービスをChrome上で自由にプッシュできる。 Chromeはグーグルに追加的な収益をもたらすだけでなく、Microsoftフリーのコンピューティング・エクスペリエンスを切り拓くものとなるだろう」
Firefoxの検索ボタンを見れば分かるように、GoogleはMozillaに少なからぬ投資を行ってきたが、Forrester Researchのアナリスト、シェリー・マックレイシュ氏は、GoogleがMicrosoftと戦うために独自のブラウザを必要としていた点を指摘し、次のように語る。
「GoogleはMicrosoftを打ち負かすための何かを見つけつつある。基本的にユーザーや企業は、デスクトップの検索、ブラウジングツールに関して、Microsoftへの依存を少なくしたいと考えている。今やGoogleは、そうした人々の声に応えて、ツールやサービス、Webサーフィンへのアクセスを統合するワンストップショップを築くことが可能になった」
おそらくMicrosoftは驚いているに違いない。しかし、Internet Explorerのゼネラルマネジャー、ディーン・ハッチャモヴィッチ氏が2日発表した声明文を読むと、Microsoftは強面のポーカーフェースを装っているようにも見える。
「ブラウザ市場の競争は激しいが、指先1つで必要なサービスを求めることができる点、柔軟にブラウザのカスタマイズが可能な点、ほかのいかなるブラウジング技術よりオンラインの個人情報を厳格に管理できる点などから、人々はInternet Explorer 8を選択するだろう」
人々がどのような理由でIE 8.0を選択するか今の時点では分からないが、わたしの知人の多くは、技術に精通していない人々も含め、もう何年も前からFirefoxを利用している。
MozillaのCEO、ジョン・リリー氏は、ブラウザ市場の競争を歓迎するとともに、GoogleがMozillaの後を追ってオープンソース・ブラウザを開発したことを賞賛し、ブログの中でこう述べている。
「Googleが仕掛けてきたことに特段の驚きはない――-彼らのビジネスはWebであり、彼らは物事がどうあるべきか常に明確なオピニオンを示してきたし、どうすれば物事がもっと良くなるかと賢い人々はいつも考えてきた。Chromeは彼らが考える重要なものに最適化されたブラウザになるだろう。この先どのように進化していくかが楽しみだ」
確かに新しいブラウザはとても興味深いが、Microsoftとの間でシェア争いを繰り広げるFirefoxにとっては、安閑とはしていられない状況だろう。後方からChromeが攻めてくれば、Mozillaは市場からはじき出されてしまう可能性もある。
われわれにもう1つブラウザは必要か? わたしはFirefox 3が好きだ。しかしIDCのヒルワ氏は、それだけでは十分だとは考えていないようだ。同氏は次のように語る。
「Chromeがなにものであるかはさておき、インターネットの安定性、プライバシー、セキュリティの状況は、ここにきて非常に危うくなってきた。リッチインターネットアプリケーションはWebアプリケーションに新たな需要を生み出した。だが、多くのユーザーにとって、WebがデフォルトのOS になりつつあるなか、この世界は開拓時代の大西部や情勢不安なバナナ共和国のような様相を呈している。日常的なユーザーにとってWebを安全なものにするために、われわれは何かフレッシュな考え方を必要としている」
また、Googleがビジネスユーザーを狙っているのであれば、安全性にも力を入れるべきだ。一般の人々がIEのクラッシュにうんざりしているように、彼らもまたブラウザの脆弱性に閉口しているからである。
もしGoogleがMicrosoftの失敗から学んでいたとすれば、Webブラウザに対するユーザーの信頼を直ちに取り戻すことができるだろう。
一方、もしGoogleがブラウザ市場のシェアをまたたく間に奪うようなことがあれば、Microsoftは再びヤフーに目を向け、最近 Greenfield Onlineを買収したように、e-コマース分野の資産をさらに増強し、なりふり構わず検索市場のシェア獲得に乗り出すに違いない。
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(色づけは引用者)
MSが「オンラインの個人情報を厳格に管理できる点などから、人々はInternet Explorer 8を選択するだろう」なんて、言うな!(笑)
それにしても、やっぱりMozillaの将来が…。