ルーカスが決勝点 ACL
【メルボルン 3−4 ガンバ】 (08.04.09)
以心伝心のゴールでした。ドローを覚悟した後半45分。タッチラインギリギリから放たれた安田の執念のクロスは、ニアサイドにいたルーカスの頭へドンピシャ。
ヘッドで打ち抜かれた一撃は、ポストと相手GKのわずかなスキ間を抜け、ゴールネットに突き刺ささりました。「トレーニングでやってきたからね。ミチがニアに入れるなと思って飛び込んだ」。決勝点を挙げたヒーローは目尻を下げていました。
ドローで十分とされるアウェー戦で、監督が狙いにいったのは勝ち点3です。「前半を終わった時点で勝ちきれる自信があった」そうです。
後半から水本に代えてルーカスを投入。先制され、さらに2度追いつかれる苦しい展開でもイレブンの心は折れることはありません。
「勝ちきりたいというのが今のスタイル。ドローというのは考えていなかった。選手もそういうのを意識して戦ってくれた」。監督も手放しでホメました。
昨年ACLを制覇した浦和でさえ、アウェー戦2連勝はなし得ていないのです。しかも、メルボルンまでの移動時間は19時間。過酷な遠征を乗り切り、遠藤は「ハードなスケジュールの中、よく戦った」と充実感をにじませていました。
3月19日の全南戦に続くアウェーでの逆転勝利で、ガンバはグループ単独首位に立ちました。2戦連続決勝点をアシストした安田は「負けてたら遠すぎて帰れなかったっす。勝ってよかった」と笑みを浮かべる。ACL制覇へ向けて、ガンバの歯車が力強くかみ合いだしました。
チームに勢いをつけたのは二川です。0-1で迎えた前半32分、後方から遠藤のパスを受け前を向くと、ゴールまで約30メートルの位置から利き足とは逆の左足を一閃。
豪快なミドルシュートをゴール左隅へ突き刺した。西野監督は「先行される展開でも積極的にプレーしてくれた」と貴重な同点弾を称賛しました。
二川自身、昨季公式戦初戦となる2月のスーパーゼロックス杯で25メートル弾を沈め、3月ナビスコ杯広島戦、5月柏戦でもミドル弾を決めた。負けられないアウェーでの一戦で、背番号10の宝刀がキラリと光りました。