連夜の大活躍 桧山
タイガースファンの盛り上がりが最高潮に達したのは2点を追う7回無死満塁の場面でした。球場全体から「ワッショイ!ワッショイ!」の大合唱に岡田監督が動きました。代打を告げられた桧山はゆっくりと勝負の打席に向かったのです。
「みんながつくってくれたチャンスだった。何とか走者を還そうと思い打席に入った」とヒーヤンです。

高ぶる気持ちを抑え、集中力は極限まで高めたのです。アニキの安打から始まった攻撃は葛城、鳥谷も続きました。
宮崎がカウント1−3から投げた5球目です。やや外角よりの変化球を強振した打球はライト線へ。こん身の1球をとらえた瞬間、スタンドの盛り上がりは興奮へと変わりました。同点となるタイムリー2塁打です。
「バンザイ!バンザイ!」
前日14日の金沢での広島戦では今シーズン初の先発出場でした。5番での先発は06年6月28日の富山での広島戦以来2年ぶりでした。
昨夜と同じようにここ一番で同点打を記録。いまだ衰えを見せない勝負強さで勝利に貢献し続けています。
これでヒーヤンがヒットを打ったゲームは8戦全勝。これも今シーズンの不敗ジンクスの一つです。
今も絶大な人気を誇っているヒーヤンには、試合前に北陸のタイガースファンから大きな千羽鶴がプレゼントされました。
そこにはメッセージも添えられていました。「ケガなく1年間 戦えますように」。自らベンチ裏のロッカーへ宝物を運び込み、試合後にはバスへと積み込んでいました。
願いが込められたプレゼントのお礼も、すぐさま自らのバットで返しました。「ビックリしたよ!あんな大きな物をいただいてね。うれしい限り」
オフシーズンには積極的に福祉活動に取り組むなど、グランドの外でも野球ファンを大切にしているヒーヤン。それがファンから愛されるゆえんです。
北陸シリーズは毎日バスの移動で選手もいつも以上に疲れていると思いますが、今日からはヤクルト戦です。リーグで唯一タイガースと5分で戦っているチームで油断は出来ませんが、勝利を期待しています。
「ヤクルト倒せ!オー!」