バルディリス先発で活躍
チームに勢いを付けたのはバルディリスです。2回1死満塁に先制の2点タイムリー。6月11日の西武戦以来、8試合ぶりの先発起用に応えました。
「スピンがかかってうまく抜けてくれたね。ラッキーだよ」

2回表の攻撃でした。アニキ、鳥谷、矢野が続いて1死満塁。石川の投げた初球119キロのチェンジアップをライト前へ運びました。
1、2塁間をゴロで抜ける先制打に「あんまりいい当たりじゃなかったけどな」と岡田監督は苦笑いしていましたが、貴重な先制の2点を叩き出したのです。
「間隔があいていたし、どっちも先制点がほしい場面だった。先制点は大きいよ」。監督は試合の流れを呼び起こしたバルディリスの働きを称えていました。
バルディリスには発奮材料があるのです。奥さんと長男エスオス君がベネズエラから来日しているのです。
鳴尾浜の虎風荘を一時出て近くのホテルで家族と共に生活しているバルディリス。5月2日に支配下登録され、日本に家族を呼べるまでになりました。
2軍生活時代は時差があるため、朝の散歩を終えた後の数十分だけの国際電話とメールでのやりとりが唯一の楽しみだったそうです。
試合終了後はチームの勝利に白い歯をみせていました。「みんないいスタートが切れたし、勝ててうれしいよ」育成からはい上がった彼は、これからチームのためにもっと活躍してくれると思います。