矢野さん!ありがとう!
【阪神3―2ヤクルト】
8回の裏2アウト、ランナーはアニキがセカンド。バッターボックスには桧山。
スタンドは桧山のタイムリーで勝ち越し、9回は球児でゲームセットを期待していました。
桧山は期待に応えレフト前にヒット。でも、レフトの守りが浅いからアニキは3塁で止まるだろうと、ほとんどの人は思っていたはずです。
和田コーチは止めたのかどうかも分かりませんが、アニキはサードをまわってホームに突入してきたのです。
完全にアウトやのに、なんで走るんや!アニキ!
案の定、キャッチャーにブロックされアウトでチェンジ。スタンドから「あーあー」のため息。

これで終わればよかったのですが、アニキがホームベース付近でしゃがみこんで動きません。膝を押さえたまま。スタンドからはよく見えませんが、新井が抜けてアニキまでリタイヤかという雰囲気に包まれました。
リタイヤとなれば、連続イニング出場までストップです。こうなれば、踏んだり蹴ったりです。
アニキはビッコを引きながら守備位置につきましたが心配です。
9回表には球児が登板。凄い気迫のピッチングがスタンドまで伝わります。アニキに守備で負担をかけないというピッチングでした。
そして、奇跡は9回裏トップバッターの矢野。フルカウントからセンターに大きな当たりを打ちました。風に乗り、ファンの「入れ!」の声に押されスタンドイン。
サヨナラホームランに酔いしれ、ジェット風船を膨らます時間もありません。
スタンドも興奮状態でしたが、お立ち台に上った矢野も興奮状態でしゃべりでも強烈な一発をかましました。「まぐれです」。
ファンに感謝の言葉を捧げる一方で「ここから“必死のパッチ”でいきます。関本がパクってますが、元祖は僕です」と、ベンチの関本を攻撃。軽妙なトークにスタンドとベンチは大爆笑に包まれました。
後は気持ちよく六甲おろしで、気分は最高。中日が巨人に勝ってくれたので6回目のマジックが点灯。もう消さんとってよ!