これは鹿肉なんですか!
先日、当旅館のお客様が、夕食メニューの一品として出された「鹿刺し」を食された時の感想です。このお客様は「馬刺し」という先入観を持っておられたようです。
ここは熊本。つまり「馬刺し」が有名なため、説明をしないと「鹿刺し」を「馬刺し」と勘違いされる方が結構いらっしゃいます。見た目では判断が難く、臭みもまったくないので、勘違いされるのも無理はありませんが・・・・
前回まで、「鹿」が地元猟師により捕獲されるまでの詳細についてご紹介しました。今回は、鹿関連記事の締めくくりとして、鹿肉料理について紹介いたします。
猟師は、腿肉とロース部分を骨ごと山から運んできますので、食することのできるようにさらに解体します。鹿肉は、刺身や焼肉などにできるやわらかい肉の部分はほんの少しで(体重の5〜10%)、あとは膜で覆われています。膜の部分は筋張って硬いのでミンチにし、ハンバーグなどに利用します。
鹿肉料理としては、上記しました鹿刺しや鹿ハンバーグ以外に、竜田揚げ、しゃぶしゃぶ、焼肉、たたき、などどれでも美味です。その中でも、鹿肉素材の味がそのまま味わえる「鹿刺し」を中心に当旅館では提供しています。
ところで、鹿肉は臭みがあるのでは? と感じていらっしゃる方もおられるようです。臭みがあるとすれば、それは、捕獲法や捕獲後の処理に問題があるようです。猟銃で捕獲し、血抜きなどの処理をきちんと行った肉はまったく臭みはありません。
1頭の鹿からほんの少ししか採れない「鹿刺し」用の貴重な肉。当旅館のメニューの中でも、いつも人気メニューの1つです。今は猟期で新鮮な「鹿刺し」が旬です。まだ食べたことの無い方は、是非、挑戦してみてはいかがでしょうか?

人気メニューの「鹿刺し」。臭みもなく、やわらかで美味。