音のシャワーを浴びてきました
うっとうしい梅雨空が続きますが、音のシャワーは気持ちのいいものです。
今日はROKOと一緒に名フィルのコンサートに行きました。
会場で1階を希望してチケットと交換すると、もらった座席番号は1列13番と14番。これってひょっとすると一番前のど真ん中じゃないか。
会場に入ると予想どおり14、15番が真ん中です。私たちの場合、ROKOが右側という夫婦内ルールがあるので、今日はROKOが真ん中の14番で、私はその左脇ということになります。それにしても、長年コンサートに来ているけど、1列目は初めて。自分で座席を指定してチケットを買うときはいつも音がよいといわれる2階か3階にしていたのですが、たまたま今月初めのフランクフルト響のコンサートの座席が1階7列16番という席で、始めてそんな前の席で聞いて前の座席も悪くないと思ったのが今日1階席を希望した理由でした。

ステージの端まで1メートル、指揮台まで2メートル、コンサートマスターの席までだって3メートルと離れていません。これは楽しみです。まさにかぶりつきですから。
今日のプログラムは、
モーツァルト 魔笛序曲
モーツァルト オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための協奏交
響曲 変ホ長調
ムソルグスキー(ラベル編曲) 組曲「展覧会の絵」
というポピュラーな組み合わせです。
本日の指揮者フィッシャー氏が登場します。彼の靴がちょうど私の目の高さの位置です。ちょっと変な気分です。長身の彼の指揮振りを見ようとするとかなり見上げる格好になります。首が疲れそうです。
仕事柄、着ている服に目がいってしまいます。フィッシャー氏の燕尾服、裾がちょっとツレています。あまり縫製がよくないのかと思ってよく見ると、裾から裏地が吹き出しています。これは、表地が縮んだのでしょう。いずれにしても、あまり仕立てのよい服とはいえません。
2曲目は4人のソリストが加わるため、指揮台はステージの端ギリギリまで下げられました。フィッシャー氏は私たちの1メートル前で指揮棒を振り、まるで4人の奏者が私たちを囲んで私たちのために演奏してくれているような気分になります。いい気分です。
音が上からシャワーのように降り注いできます。いい気分です。確かに全部の音のバランスから言えば2階席のほうがいいのでしょうか、かぶりつきで聞くオーケストラもなかなか良いものです。
あちこち見るのに2階席のように目だけで追うわけにはいきませんからあっち向いたりこっち向いたりと見るほうも忙しい。
小編成のモーァルトの曲でさえこれですから、大編成になればもっと凄いはずと期待したとおり、展覧会の絵は大迫力です。後半のフォルテの部分では大太鼓の音が地響きとなって伝わってきます。まるで、打ち上げ花火を間近で見ているような気分です。
ROKOも隣で最前列にご満悦の様子。あまり詳しくないROKOは、プログラムをひざに拡げて、展覧会の絵の1曲ごとに曲名を確認しながら聴いています。普通の席なら演奏中は薄暗くなるところ、ここはステージの灯りでガンガンに明るいのです。
クラシック音楽のこんな楽しみ方もあるのだと、大満足で帰路に着いた私たちでした。