迷惑な話、それとも話題提供で対策と経済効果?
先日、この地方では不吉な予言が飛び交っていました。
「13日に東海地方に大きな地震が来るって気象庁が発表したんだって。」
先週水曜日だったと思います。夕食を食べながら、ROKOがその日プールで仕込んできたネタを披露します。
「そんなことあるわけないだろ。今の地震予知技術では4日も5日も前に予知できないのだから。気象庁がそんなこと言うわけないよ。」
「でも、プールでそう聞いたんだから。」
翌日、会社に行くと続報が入ってきました。
「昨日帰ってから、女房と乾パンや防災グッズを買いに行きましたよ。13日にこの地方に地震があるってテレビでやってたようです。」
聞けば、震源地はペルーかどこか南米のようです。9.11の同時多発テロを予言した人が東海地方の地震を予言したというのでした。
「スーパーに行ったら、乾パンが一袋しか残っていませんでした。」
話が繋がってきました。その予言がテレビ番組で報じられ、不安になった人たちがそれなりの準備をしている。ROKOの話は、その話がどこかで尾ひれがついて「気象庁発表」になってしまったのでしょう。テロの予言が当たったということで信憑性があると判断されたのでしょうが、ちょっと冷静になってみれば、大きな違いが見えます。
テロという「人災」に対し、地震は「天災」です。特に南米辺りなら、アルカイダの地下組織などもあるでしょうから、何らかの情報がもれていた可能性もあります。「予言」は「情報漏れ」の発表だったのではないでしょうか。
しかし、そうは言っても悪いことを予言されるとやはり気になります。我が家には非常食にもなるシェイクと水があり、毎日使っているうえ、1ヶ月は健康的な生活が出来る量は常に確保してあるので食料の不安はありません。防災グッズは3セットぐらいあるけど、懐中電灯が切れているのと乾電池の予備もないのが心配の種。そう言っていたのに乾電池を買い忘れたのはやはり信じていなかったからでしょう。
かくして、当日は午後からテニスをしていました。テニスコートなら地震が来てもまず大丈夫のはず。隣に体育館もあるし。プールに行くROKOとは会社から支給された安否確認用の「伝言ダイアル」の使い方を確認して分かれました。
テニスをしながら、その話題を持ち出すと、
「あれは今日の午前3時という話だから、もう終わったのよ。」
と言われ、拍子抜け。
そうなのかと思いながらも、時間の予言は狂っているかもしれないから、まだ起こりうるなどと変に不安になってしまいます。
結局何事もなく今はもう16日の未明。がせ情報であったわけで、人を不安にする迷惑な話ですが、普段余り真剣に考えない地震について、人々がより真剣に捉えて防災グッズや非常食を買うといった準備をしたわけですから、これは感謝すべきことかもしれません。若干の経済効果もあったでしょう。なにかきっかけがないとなかなか天災に対する準備は出来ないものです。これを機会に自宅の地震対策を見直すことにしますか。