車体骨格部品メーカーのエイチワンは、日本の生産体制を見直す。現在100万台分超となっている年産能力を年内に70万台分レベルに削減する。主要取引先のホンダが年初に中期の国内市場縮小を見越して、サプライヤー各社に年産70万台レベルで利益確保の可能な経営体質づくりを要請した。これに合わせて適正化を急ぐ。余剰になった汎用ロボットなどは、まずタイ、インドに移設する。同時に中国への移設を検討、自動化率を引き上げ労務費の上がったアジア地域における競争力向上に結びつける。
通期の連結業績については中国拠点の伸びで経常黒字を確保する見通しだ。ただ、日本が中心の単体業績は市場低迷による固定費負担の増加が響き12億円の経常損失を予想している。
当面は急速な市場回復が見込みにくいことから日本の生産能力を削減、年産が70万台分に落ち込んでも利益を稼げる体質づくりを急ぐ。09年度第3四半期中に削減を完了、第4四半期の黒字転換を目指し、10年度以降の業績回復に向けた基盤を整える。
すでに今年に入ってから300トン級の小型プレス設備を二輪部品の好調なインドに移設するなど海外への設備転用を開始した。近く汎用ロボットをタイ、インドに移すなど移設作業を本格化し、年内に日本の能力削減にめどをつける。
増産対応が続く中国への移設は、現地の中古設備の税制を考慮しながら検討する。
[2009年11月13日 23時38分 日刊自動車新聞 ]