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ダイハツ、新興国への販売展開、トヨタと調整して進出



 ダイハツ工業は、新興国やポスト新興国などへの今後の販売進出について、トヨタブランドとの競合を避けながら新規進出国を決めていく。同社の海外専用車「セニア」はトヨタ自動車と共同開発した車種で、トヨタは「アバンザ」の名称で販売。ダイハツブランドを新規進出国で定着させるため、新規進出国はトヨタ自動車と調整して決定し、市場における主軸車種の重複を防ぐ。
 同社とトヨタ自動車は、共同開発車を同一市場に投入することを避けて海外販売展開を進めてきた。同社が生産する「ビーゴ/ラッシュ」はダイハツ「テリオス」、「パッソ/ブーン」はダイハツ「シリオン」の名称で欧州などで販売。国内で併売する共同開発モデルはダイハツが海外販売を担当している。一方で同社のアストラ・ダイハツ・モーターで生産する「セニア/アバンザ」は、トヨタがアバンザの海外販売展開を積極的に進めている。
 06年のセニア/アバンザの生産台数は11万台。このうちセニアは4万台で1g車を中心にインドネシア国内で販売された。1・3gを中心としたアバンザは7万台で、うち3万台がインドネシア国内、4万台が輸出され、トヨタとダイハツの両ブランドのすみ分けが行われている。
 トヨタの販売展開に対し、ダイハツはセニアの生産を中国の一汽吉林自動車でも開始。今月下旬からダイハツブランドとして中国国内で販売する。中国にアバンザは投入されず、トヨタが進出済みの市場でダイハツはセニアからブランドの構築を進める。
 今後の販売国・地域の開拓では、主軸車種となるセニアがアバンザと競合することがないようにトヨタ側と協議し、新規に販売進出する国・地域を決めていく考え。
 共同開発車だけでなく、トヨタ、ダイハツの両ブランドが同一国・地域に並立することは行わず、ダイハツブランドがコンパクトカーの分野で着実にグローバル販売台数を増やしていくための国・地域を選定していく。

[2007年6月6日 16時12分 日刊自動車新聞 ]

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