ホンダは全国の直営ホンダ車販売会社とその営業担当者を対象とする販売台数の評価基準を見直す。これまでは軽自動車を含めた総販売台数によって、成績優秀者を抽出して表彰制度の対象としていたが、本年度以降、評価基準の細分化を図る。販売したモデルを「大型系」「スモール系」「軽自動車」の三つのカテゴリーに分け、それぞれで目標を明確化にする。成果の検証と目標管理の再徹底も行い、三つのカテゴリーそれぞれで均等に、販売台数の拡大を目指していく。
ホンダは2008年12月から連結対象の販売会社を対象に、売れる商品」と「売る商品」を明確に分けて営業態勢を強化してきた。売れる商品は「フィット」「インサイト」「フリード」など、売る商品は「ストリーム」「ステップワゴン」「オデッセイ」などとしており、営業態勢強化の一環として、売る商品を対象に「計画仕入制」を導入した。
顧客から注文を受けるたびに発注する「オーダーエントリー制」を適用していたホンダが計画仕入制を採用するのは10年以上ぶり。これに合わせ、仕入れに関する資金援助の実施などを含む仕切り条件も一部変更している。
さらに、本年度以降の販売実績の評価では、売れる商品と売る商品の分類に加え、軽自動車単独での台数も考慮していく。
市場でのエコカーに対する人気が高まる中、ホンダでは「営業担当者は売りやすい方に走りがち」(幹部)と見ている。評価制度の見直しを収益性がより高い大型系モデルの拡販に向けたモチベーションの向上に結びつける考えだ。
[2009年10月14日 21時22分 日刊自動車新聞 ]