日本自動車連盟(JAF、田中節夫会長)は、2008年度のロードサービス業務量をまとめた。08年度のロードサービス実施件数は、261万2853件で前年度と比較して4.7%減少した。実施件数減少の要因としてJAFは、キーレスエントリー車の普及や豪雨、台風、降雪などの災害による被害が前年度と比較し減少したことなどを挙げている。ただ、今年度は高速料金値下げの影響により、ロードサービス実施件数が増加に転じる可能性もある。JAFも「ロードサービスは会員サービスの核となる最重要業務」(田中会長)とし、サービス体制のさらなる充実に努める考えだ。
JAFのロードサービス実施件数は近年減少を続けている。
08年度の実施件数対前年比4.7%減は、過去5年間で最大の下げ幅となった。実施件数を一般道路・高速道路別に見ても一般道が対前年比4.5%減、高速道路は同10.2%減と大幅に減少している。これは、JAFがロードサービスの減少要因に挙げるキーレスエントリー車の普及によるキー閉じ込み事故の減少や自然災害被害の減少のほかに、ガソリン価格の高騰による交通量減が影響したものと考えられる。
一方、今年度は高速料金値下げの影響からロードサービス実施件数が増加することが予想される。JAFは、ロードサービスマニュアルの改定や品質マネジメントシステムによるサービス品質管理の徹底、受付指令全国統一システム(ACII)の機能追加などを今年度の事業計画に盛り込み、需要増に対応する。これらの取り組みを通してロードサービスの品質向上を図り、減少傾向にある会員数を維持・拡大する狙いだ。