熱処理加工大手の英ボディコート・インターナショナルは、中国・インドに進出する日系自動車関連メーカーに対する熱処理加工の受託に向けた活動を強化する。今年4月に設立した日本法人を通じて日系メーカーとの接触を図っていく。日本国内の受注獲得とあわせて、需要の高まりが見込まれるアジアの新興国向けの受注活動に力を入れていくことで、同地域の売上高拡大につなげていく。
同社は、世界35カ国に300カ所以上の拠点を持つ熱処理加工の大手企業。自動車や航空機関連事業者向けに低圧浸炭などの高度な熱処理加工の受託をメーンビジネスとしている。アジア地区ではインド、中国を始めシンガポール、タイに進出。更に4月には名古屋市に現地法人「ボディコート・ジャパン」を設立。日本市場でのビジネスを開始した。日本では2010年に熱処理加工工場第1号拠点を開設するのを始め18年までに国内で10カ所の工場を立ち上げ、熱処理加工施設を持たないティア2メーカーなどからの受託を目指している。
同社はアジア地区の成長を図る上で日本、中国、インドを重要視しており、既に工場が立ち上がっている中国とインドの成長を図っていく上では日系メーカーの存在が不可欠と判断。日本国内の受注活動に先駆け、日本法人を通じ両国に進出する日系メーカーからの受注獲得に向けた取り組みを強化することにした。
同社は中国・インド向けについてはティア2にとどまらず海外拠点では熱処理施設を内製化するケースが少ないティア1メーカーへの受注活動にも注力していきたい考え。
[2008年5月22日 23時58分 日刊自動車新聞 ]