トヨタ自動車は、独フォルクスワーゲン(VW)販売店であるDUO店を持つトヨタ販売会社に対し、2、3月の2カ月間掛けて2011年以降のVWビジネスの継続についての聞き取り調査を行う。4月に調査結果をまとめ、フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、ゲラシモス・ドリザス社長)と11年以降の新たな契約を結ぶトヨタ販社の販売店舗を6月に最終決定する。一方、DUO店からVW店に移行した店舗は、12年にコンピューターシステムをトヨタ側からVGJ側に切り替える投資が必要となることから、この投資が発生する時点でVWビジネスの継続を再度検討する考えの販社もあるようだ。
トヨタはVW車のディストリビューター業務を10年末に終了する。既存のDUO店が11年以降もVWビジネスを継続する場合、VW店となるための契約をVGJと交わす必要がある。このため、1月末に都内で行われたDUO店代表者会議では、DUO店からVW店への移行に向けた手順や今後の課題、さらにVWの商品投入計画などが説明されたという。
それによると、DUO店がVW店となるためのVGJとの契約は6月以降に開始。また移行後の新車の発注業務やトヨタ輸送が担当している新車物流に変更はないが、補修部品の供給についてはトヨタ部品共販とVGJのどちらかを選ぶ形となる。また12年には、経営管理システムを現行のトヨタのアイ21からVGJのディーラーマネジメントシステムに変更することが求められた。これに伴い、販社では相当額のコストが生じることになるため、DUO店を持つ88販社のVWビジネス継続の検討は12年まで続く模様だ。
[2010年2月3日 22時4分 日刊自動車新聞 ]