岡山県や広島県などでタクシー事業を展開する両備ホールディングス(小嶋光信社長、岡山市北区)は、同社が保有する約1千台のタクシー車両に三洋電機製の電解水を使った車載用小型空間洗浄器を設置する。同機器は車載用としては世界で初めて新型インフルエンザウイルスの抑制効果を実証しており、両備グループの岡山交通などのタクシーに設置することで感染防止に積極的に取り組む。
三洋電機の空間洗浄器の「ウイルスウォッシャー機能」は電解水技術を使い、ウイルスなどを抑制する。新型インフルエンザや季節性インフルエンザなどを99%以上除去。機器の作動から電解水がウイルスを除去するまでの時間も約10分と早く、タクシー車両などにおいても営業開始直後からの効果が得られる利点がある。
ウイルスだけでなく花粉などのアレル物質の抑制、ニオイの抑制の効果も実証実験で確認している。今回の導入機種は除菌電解ミスト方式を使っているため、タクシー乗客にもミストが目に見える安心感を与えられると両備側は判断した。
両備ホールディングスの小嶋社長は「ウイルスにおびえることで、タクシーに乗るお客さまの心配がある。タクシーのような狭い密閉された空間でも、安心して乗車してもらうためには対策が必要と感じていた。お客さまだけでなく、乗務員も安心して運転できるメリットも大きい」としている。
[2009年11月5日 18時27分 日刊自動車新聞 ]