「富士山」は何県? ナンバープレート 地名あれこれ

普段何気なく目にするクルマのナンバープレート。今回はナンバープレートの地名に注目してみました!

ナンバープレートの地名って都道府県庁の所在地じゃないの?

ナンバープレートに用いられる地名は、そのクルマを所管する運輸管理部または運輸局・自動車検査登録事務所を表しています。都道府県庁所在地の地名が必ず用いられるわけではありません。

ご当地ナンバープレートって何?

ご当地ナンバープレートの正式名称は、「新たな地域名表示ナンバープレート」。運輸支局・自動車検査登録事務所の所在地以外でも、自動車のナンバープレートに独自の地域名の登録ができる制度です。観光地などの要望で2006年に開始されました。ご当地ナンバープレートの交付は既存の運輸支局・自動車検査登録事務所で行われます。ご当地ナンバーに採用されるには、「地名が有名であること」や、「地域での登録台数が10万台を超えていること(離島を除く)」などいくつかの条件があります。

「富士山」ナンバーは山梨県? それとも静岡県?

日本のシンボル富士山。2008年に「富士山」ナンバーが登場しましたが、この地名は山梨県と静岡県の2県にまたがって使用されています。「3776」(富士山の高さ)や「223」(富士山の語呂合わせ)などの番号を取得できたらさらに注目を集めることができそう。

ナンバープレートの地名の総数は?

日本の地名の総数は2016年5月14日現在でなんと、116種類(富士山は1種類とする)。その内訳は通常のナンバープレート地名87種類、ご当地ナンバー29種類(富士山は1種類とする)です。

ひらがなの地名は意外と少ない?

ひらがなの地名は「いわき」「とちぎ」「つくば」「なにわ」の4種類だけ。西日本は「なにわ」のみなので、大阪府に近くなければあまり見かけないかもしれません。

1番文字数の多い地名は?

愛知県の「尾張小牧」の4文字です。瀬戸市、犬山市、江南市などが管轄となります。

1番文字数の少ない地名は?

千葉県の「柏」と大阪府の「堺」の漢字1文字です。この2つの地名はご当地ナンバーとして、2006年に導入されたものです。

1番多くの地名を持つ都道府県は

トヨタ自動車のお膝下、「愛知県」が最多の8種類。次いで「北海道」「埼玉県」「東京都」がそれぞれ7種類です。かつては北海道が1番多い地名を持っていましたが、ご当地ナンバーの出現で愛知県に王座を奪われてしまいました。

地名が1つしか存在しないところは?

現在1府17県あります。ご当地ナンバーがありそうでないのが「京都府」、「沖縄県」 等です。しかし今後新たに、「嵐山」や「那覇」などのご当地ナンバーが登場するかもしれませんね。

今度クルマでお出かけの際は、ぜひナンバープレートの地名に注目してみてください! あまり見かけない地名のレアなクルマに出会えるかもしれませんよ。

(唐沢未夢+ノオト)

[ガズー編集部]