クルマ雑誌の編集部に潜入!「ハチマルヒーロー」

好景気が続いた1980年代は多くの名車が生み出され、今もその時代のファンたちは、世代を問わず数多く存在しています。今回はそんな“ハチマル世代”のクルマの良さを今に伝える雑誌「ハチマルヒーロー」の編集部に潜入。ファンと一体となって作り上げる雑誌の裏側を教えていただきました。

編集部は少数先鋭!

芸文社発売の雑誌「ハチマルヒーロー」の誕生は2005年にさかのぼります。当初は「Nostalgic Hero(ノスタルジック・ヒーロー)」の別冊として発売され、2012年に季刊誌となり、2015年から隔月刊行に。着実に成長をとげています。

ハチマルヒーローの紙面作りはマニアックネタと実験的な企画を織り交ぜているそう

じわじわと熱視線を集める雑誌の編集部は6人体制。といっても全員専任で「ハチマルヒーロー」を作り上げているのではなく、全員がNostalgic Hero編集部に所属し、各々が他の雑誌と兼任しながら「ハチマルヒーロー」を作り上げているのだとか。今回お話を聞かせてくれた副編集長の栗澤さんも、常時3冊の雑誌を担当。「ハチマルヒーロー」は少数先鋭で作り上げられているのです。

栗澤副編集長の机は編集部員とは思えない綺麗さ!几帳面な性格は、細やかに計画された紙面にも反映されている?

紙面はまさにファンと作り上げている

少数で行われる紙面作りは、通常の雑誌制作とは少し動きが異なります。年間で6冊発行される雑誌の企画は、1年前にすべて決めておくのだとか。もちろん多少の入れ替えは発生するものの、これにより予算や予定も組みやすく、タイトな人数でもクオリティを落とさず記事が制作できるというわけです。

紙面に登場するマニアックで綺麗なハチマルカーの数々は、すべて一般の方が所有するクルマ。どうやってコアなオーナーさんを見つけてくるのか疑問がわきますが、定期的にファンミーティング「ハチマルミーティング」などのリアルイベントを開催してオーナーさんと交流をもち、情報交換を行っているそう。名実ともにファンと一緒に作り上げる雑誌なのです。

現在ハチマルヒーローと同時に力を入れているのが660magazine。その名の通り軽自動車の専門誌だ

現在、栗澤さんは季刊雑誌「660magazine」の編集長も兼任。こちらは30~40代をターゲットに、セカンドカーとして軽自動車を勧めると同時に、軽自動車での家族との楽しみや恋人同士のデートの充実を提案している。

しっかりとファンに寄り添う雑誌作り。「ハチマルヒーロー」からはそんな印象を細部まで感じることができました。取材中に「載せきれない企画がたくさんあって……」とつぶやいており、今後も紙面がおもしろくなりそうです。

芸文社「ハチマルヒーロー」(偶数月1日発売)¥1,050
ウェブサイト:http://geibunsha.co.jp/car/hachimaru-hero/

(おおしまりえ+ノオト)

[ガズー編集部]