世界遺産・日光東照宮からすぐ近く! いろは坂から中禅寺湖ドライブのススメ

栃木県日光市は世界遺産に登録されている日光東照宮があることで有名ですが、漫画の舞台にもなっているいろは坂や中禅寺湖周辺など魅力的なスポットが満載。東京からクルマで3時間程、日帰りドライブでも十分に楽しめる日光の魅力をお届けします。

いろは坂は曲がりくねった絶景ドライブルート

「日本の道100選」にも選ばれているいろは坂は、人気の漫画『頭文字D』や自転車ロードレースアニメ『弱虫ペダル』の舞台にもなっています。もともとは現在の下りルートである「第一いろは坂」が奥日光へと続く道として整備されていましたが、渋滞緩和のために1965年に登りルート専用の第二いろは坂ができました。現在は、どちらも一方通行の道路になっているため、行きと帰りで異なる景色が楽しめるのもポイントです。

第一、第二合わせて48のカーブには、「いろは歌」の看板が立てられています。自然の中で情緒を感じながら、景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。第二いろは坂には、黒髪平と明智平の2つの休憩ポイントがあり、山並みを一望することができます。明智光秀が名付け親と言われている明智平には展望台へつながるロープウェイもあるんですよ。

明智平は右車線に入り口があるため、黒髪平を過ぎたら右車線に寄っておく必要があります。明智平展望台からは華厳の滝と中禅寺湖を一緒に見ることができるため、ここでしか見られない日光の景色を堪能してください。

中禅寺湖周辺のおすすめスポット

いろは坂を抜けるとどこか懐かしい雰囲気の町並みが広がる中禅寺湖へ。周辺には食事処や宿泊施設が充実しています。「中禅寺湖スカイライン」は、終点の半月山第二駐車場まで中禅寺湖沿いを7.5キロに渡り走ることができるドライブスポット。中間地点にあるイタリア大使館別荘記念公園では、中禅寺湖の美しい風景と緑に囲まれた歴史ある建物の趣を楽しむことができます。

1. 四季折々の絶景を楽しめる「中禅寺湖」

1周約25キロの中禅寺湖は、日本一標高の高い場所にある湖としても知られています。初夏にはツツジ、秋には紅葉が楽しめるため、四季を通して鮮やかな景色が楽しめます。遊覧船にのってクルージングをしながらの観光もおすすめ。

2. 大迫力の「華厳の滝」も見逃せない

高さ97メートルから滝が落ちる様子は圧巻。さらに、有料の専用エレベーターで岩盤の中をくだり、正面から滝を見ることができるため、迫力の景色を体感できます。

「中禅寺湖」
住所 栃木県日光市中宮祠
電話番号 0288-55-0030
華厳の滝(Google マップ)

3. 名物「ゆば蕎麦」は必食

華厳の滝第二駐車場内にある「レストラン日光」では、日光名物の湯波を使用したお蕎麦がいただけます。豆乳を煮たときにできる薄い膜を引き上げたゆばは、日光では「湯波」と書きます。京都のゆば(湯葉)と違い、2枚仕立てになっているのが特徴です。湯波の間に豆乳が残っているためふんわりとジューシーな食感が楽しめます。出汁で煮込んだり、蕎麦のトッピングにしたりと日光では様々な食べ方で親しまれています。

「レストラン日光」
住所 栃木県日光市中宮祠2478-1
電話番号 0288-55-0232
レストラン日光(Google マップ)

パワースポットや温泉巡りも

日光には東照宮をはじめ多くの神社仏閣があり、パワースポットとしても人気を集めています。徳川の初代将軍家康を祀る東照宮は、仕事運や勝負運にご利益があり、初詣で訪れる人も多いんだそう。隣接する日光二荒山神社は縁結びや家庭円満などにご利益が。ほかにも、中禅寺湖のほとりにある中禅寺は「立木観音」とも呼ばれ、所願成就の鐘を鳴らして願い事をします。

温泉のある宿泊施設も多く、夏は避暑地として、冬は温泉を楽しみながらゆっくりと過ごせます。ファミリーでも楽しめるゲレンデがある日光湯元温泉スキー場までも約10kmと、足を延ばせる距離。冬の日光は雪の影響でアイスバーンになることも多いため、スタッドレスタイヤでのお出かけをおすすめします。

四季折々の景色を楽しむには最適な日光ですが、せっかくなら絶景をバックに愛車の撮影も楽しみたいですよね。標高1,595メートルの高さにある半月山駐車場は見晴らしも良く広々としているので、山や空を背景に最高のショットが撮れると思いますよ。

(取材・文:橋本結花 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]