レクサスNX200t/NX300h シート、ラゲージ 徹底検証

SUVとはいえ、室内はセダンライクでゴージャスな空間。前後の座席間距離はRXと比べてわずか10mmしか狭くなっておらず、広々としている。後席に設定された電動リクライニングおよび格納の機構は、注目の装備である。

運転席および助手席

フロントシートはSUVにしては着座位置が低く、乗り込むときに苦労はない。8ウェイの電動調整機能を備え、“I package”以上では3名分のポジションメモリーが付属する。同じく“I package”以上に前席シートヒーター、“version L”にはベンチレーション機能が付く。シート形状はサポート性が高く、センターコンソール側面のニーパッドはスポーツ走行時に体勢を保つのに役立つ。

リヤシート

後席にはリクライニング機能があり、“version L”では電動が標準装備となる。中央にはアームレストが備わり、カップホルダーを内蔵している。

リクライニングは、リヤシート側面のスイッチで行う。同じスイッチの操作で背もたれをフラットに倒すこともできる。

センターコンソールの後ろにはエアコン吹き出し口があり、後席に素早く冷暖房が行き渡る。その下には100V電源のコンセントが設けられる。

ラゲージスペース

スタイリッシュな外観に似合わず、荷室は広大だ。そのままでも9.5型ゴルフバッグを4個収納可能。開口部が広く、荷物の積み下ろしはしやすい。 “version L”では、パワーバックドアが標準装備となる。後席は6:4分割可倒式で、950mmの荷室長を1605mmまで延ばすことができる。電動式の折り畳みシステムは、格納だけでなく引き起こしも、スイッチひとつの簡単操作だ。

電動格納機能のスイッチは荷室の側面にも備わる。

床下にも広大な収納スペースが用意されている。300hは補機類用のバッテリーを設置するため、200tよりは容積が狭くなる。