日産・ステージア…なつかしのワゴン車特集

広々とした荷室を持ち、アクティブなカーライフを支えてくれるワゴン車。今回はその中から、1990年代に人気を集めたモデルを中心にピックアップ。週替わりで紹介します。

日産・ステージア

1996年に「プレステージ・ツーリングワゴン」をうたって登場した、日産のみならず国産初となるLクラスのワゴン専用モデル。9代目スカイライン/7代目ローレルと共通のプラットフォームに、サッシュレスドアを持つ3ナンバーサイズの5ドアワゴンボディーを載せていた。

メカニズムはスカイライン/ローレルと共通で、サスペンションは前がマクファーソンストラット式(4WDはマルチリンク式)、後ろがマルチリンク式。エンジンは2リッター直6、2.5リッター直6と同ターボの3種類。変速機は5段MTまたは4段ATで、駆動方式はFRまたは4WDである。スカイラインがベースということで、もともと走りには定評があったが、1997年にはスカイラインGT-Rのエンジンとドライブトレインを移植した、オーテックジャパン製の260RSと名乗るハイパフォーマンス仕様も加えられた。

デビューから数年の間、FRの国産Lサイズワゴンといえば、商用バンと共通設計のクラウンやセドリック/グロリアのそれしかなかったこともあって、販売は好調。日産製ワゴンとしては最大の成功作となった。

[ガズー編集部]

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