【TMS特集】GAZOO編集部が選ぶ未来の愛車 フラッグシップの優越感!~ラグジュアリー編~

スポーツカーやスーパーカーと同様に「憧れ度」の高い車種が、ラグジュアリーカーだ。ラグジュアリーの多くは、各メーカーが威信をかけて開発したフラッグシップモデル(最上級車種)。そのため、豪華であることはもちろん、最新のテクノロジーが投入されていることでも注目される。では、「未来の愛車」という観点で見ると、どんなところに注目すべきだろうか? コンセプトカー1車種を含めた各メーカーのラグジュアリーモデル6車種を紹介したい。

●BMW The BMW Concept8 Series. [コンセプト]

レクサスLCの登場で活気を見せるラグジュアリークーペのカテゴリーに興味があるなら、BMW「8シリーズ」を待つといい。この「コンセプト8シリーズ」は、導入が予定されている8シリーズのテイストを示唆するモデル。かなりこれに近いクルマが、8シリーズとして市販されるはずだ。デザインを見てみると、流麗で優雅なラグジュアリークーペらしさと、スポーティなBMWらしさが融合している。よりワイドな印象を与えてくれるフロントマスクや、これまでのBMWテイストとは異なるインテリアは、今後のBMWに採用される新デザインとなるだろう。できる限りこのままのスタイルで市販化を期待したい。

<未来の愛車指数>
★★★☆☆
ラグジュアリーでもスポーツマインドを忘れない、アグレッシブな方におすすめの一台。

  • スタイリングは、導入が予定されている「8シリーズ」を示唆するだけでなく、新世代BMWのデザインを先取りしていると思われる。抑揚のあるサイドはもちろん、立体感のあるフロント/リヤにも注目したい。
  • スポーティな造形のインテリアは、メリノレザーが多用され、ラグジュアリーな雰囲気。宝石のように輝くシフトレバーやスワロフスキー製のi-Driveコントローラーは、ぜひ市販モデルにも採用してほしい。

●トヨタ センチュリー [市販予定]

「トヨタのフラッグシップ」というより「日本のフラッグシップ」というべき「センチュリー」は、1997年以来20年ぶりのフルモデルチェンジ! 拡大されたボディやV8・5.0Lハイブリッドシステムの採用がニュースだが、センチュリーの真骨頂はインテリアの仕立てにある。座った瞬間ふわりと身を包んでくれる100%ウール素材のシートに、内装をぐるりと囲む「杢柄オーナメント」、特徴的な「折り上げ天井様式」、随所に施される「七宝文様」が、「日本のラグジュアリー」を感じさせてくれる。プライバシーガラスではなく、白いレースのカーテンが装備されるのは、センチュリーの伝統。ドアを閉めたときに訪れる静寂も、「おもてなし」のひとつ。

<未来の愛車指数>
★★★★★
ラグジュアリーカーとしてこれ以上望むものはない!所有できたなら最高の愛車になるだろう。

  • 左リヤシートに備わるオットマンは、フロントシートから出てくる電動式に。フロントシートに内蔵したのは、リヤシート内蔵だと座り心地を損ねてしまうためだという。シート素材は、100%ウールのほかにレザーも選べる。
  • 新たに採用された「折り上げ天井様式」は、前席と後席の空間を分ける演出をしてくれる。後席の頭上には、日本の欄間などに使われてきた「紗綾形(さやかた)くずし」の文様が拡がっている。「和」を感じるテイストだ。

●レクサス LS [市販予定]

クーペのように流麗なシルエットに生まれ変わったのは、レクサスのフラッグシップ「LS」。スタイリングも新しいが、ダイナミックなデザインが採用されたインテリアも新しい。天然杢にアート性を付加した「アートウッド」や「レーザーカット本杢」、「名栗調仕上げ本アルミ」など、多彩なトリムが選択できるのだ。モデルとしては、ガソリンもしくはハイブリッドのパワートレインと、「EXECUTIVE」や「F SPORT」など、5つのグレードをラインナップ。もちろん、ボディカラーやインテリアの素材/色のバリエーションも多彩だから、「未来の愛車」にするとしたらどんな仕様にするのか迷ってしまいそう。いや、むしろ選ぶ瞬間からLSを所有する醍醐味は始まっているのかもしれない。

<未来の愛車指数>
★★★★☆
自分だけの一台を創れる、という贅沢。ラグジュアリーな移動空間を求めている方は是非!

  • 流れるようなデザインのインパネが、新型LSの特徴。インテリアカラーも多彩で、セミアニリン本革が採用される「version L」では5色をラインナップする。オーナメントパネルも複数が用意されるから、インテリア選びだけでも楽しい。
  • こちらは「F SPORT」のドアトリム。フレアレッドのレザー素材に目が行ってしまうが、ドアハンドルがつくシルバーのパネルに注目した。「名栗調仕上げ」は施される質感高い本アルミのオーナメントなのだ。

●ホンダ レジェンド [市販予定]

ラグジュアリーセダンにもスポーツカーのような走りを求めたい。そんな人にはフロントマスクが一新されるホンダの「レジェンド」をオススメしたい。レジェンドの特徴は前輪をエンジンで、後輪を左右独立したモーターで駆動する「スポーツハイブリッドSH-AWD」による走りの良さにある。レクサスとは違うラグジュアリーの世界観やBMWとは異なる走りの質感は、レジェンド独自のもの。今回のマイナーチェンジではSH-AWDの制御をチューニングして、ハンドリングを磨いたという。安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の機能や性能が向上したのもうれしいところ。発売時期は来年になるというが、そこまで「待つ価値」のあるクルマだろう。

<未来の愛車指数>
★★★☆☆
独特な特徴を感じ取り、楽しむことが出来るならば選ぶ価値のある一台。

  • 一新されたフロントマスクは、北米で先に発表された「アキュラRLX」と歩調を合わせるもの。どこかアメリカンな雰囲気のレジェンドを印象づける。ホイールのデザインやリヤコンビランプも新デザインだ。
  • ラグジュアリーカーでありながら走りにこだわるレジェンドは、インテリアもスポーティ。マイナーチェンジに当たっては内装色のバリエーションも増えるという。室内空間が十分なことは言うまでもない。

●フォルクスワーゲン アルテオン [市販予定]

メルセデス・ベンツ「CLS」や、BMW4シリーズ/6シリーズ「グランクーペ」など、ドイツのプレミアムブランドには、セダンでありながらクーペのようなスタイリッシュなフォルムを持つモデルがラインナップされている。フォルクスワーゲンのブランニューモデル「アルテオン」もそんな1台だ。その迫力あるフロントマスクやシルエットに目が行きがちだが、パワートレインが「ゴルフ R」と同じ2.0ターボ+4WD(4MOTION)であることにも注目。「スタイリッシュなセダン」というより、「4ドアのスポーツカー」といってもいいクルマなのだ。レッドやイエローなど、原色系のボディカラーを選んでスポーティに乗りこなしたらカッコいい。

<未来の愛車指数>
★★★☆☆
華美に過ぎず、無駄なくまとまっているラグジュアリーセダン。堅実派のあなたに。

  • 迫力あるフロントマスクも魅力的だが、クーペのようになだらかな稜線を描くリヤからのスタイリングがアルテオン最大の特徴。プレミアムブランドのライバルたちにも劣らないオーラを放っている。
  • 形状こそパサートに準じるが、ナパレザーのシートにアルミニウムのデコラティブパネルが組み合わされ、スポーティなムードが漂う。ジェスチャーコントロールに対応するインフォテイメントシステムや、デジタルメーターが未来的だ。

●アウディ A8 [市販予定]

決して派手ではないが仕立てのよい高級スーツのようなクルマ、それがアウディのフラッグシップ「A8」だ。今回、東京モーターショーに登場したのは、2018年に発売が予定されている新型。一見すると外観は大きく変わらなくても、モデルチェンジのたびに質感とテクノロジーを大幅にアップデートしてくるのが、近年のアウディの特徴。新型「A8」もそんな1台で、よく見ればよりワイドになったフロントグリルなど、先代とはまったく異なるデザインであることがわかる。タッチパネルが多用されるインテリアは、「未来のクルマがやってきた」と思えるほど。すべてのパワーユニットで、48ボルトの電源システムを持つマイルドハイブリッドが組み合わされるのも新しい。このクルマほど、日々「最先端」を味わえるクルマはないだろう。新しモノ好きのあなたへ。

<未来の愛車指数>
★★★★☆
新技術によるカーライフが楽しめそう。インテリな雰囲気の世界観が気に入ればベストチョイス。

  • グリーンが美しいこちらは、ロングホイールベースの「A8L」。日本上陸の際には多彩なボディカラーが用意されるはず。「ラグジュアリーカーだから」と無彩色にするのではなく、こうした有彩色を選んで乗るとお洒落だ。
  • エアコンの吹き出し口が格納式になっていたり、ナビディスプレイだけでなく、エアコンなどの操作をするセンターコンソールまでタッチパネルになっていたり、先進的で質感高いインテリア。メーターもフルデジタル。

[ガズー編集部]