HOME > Gニュース >  キーパーソンインタビュー  ”胸を張れる”という価値。  [中越裕三チーフエンジニア]

キーパーソンインタビュー ”胸を張れる”という価値。 [ 2代目アルファード/ヴェルファイア 中越裕三チーフエンジニア ]
「ドーダ」力をより進化させた2代目アルファード
「ドーダ」力をより進化させた2代目アルファード

「ドーダ」力をより進化させた2代目アルファード
想像以上のゆとりを実現したアルファードの室内
(写真は350G“Lパッケージ”7人乗り・2WD)

初代アルファードはなぜヒットしたかを考える。

そして2004年の秋から、2代目アルファードとヴェルファイアの開発にチーフエンジニアとして携わることになりました。 初代アルファードが出るまで、そのジャンルでは他社のライバル車が人気でしたが、縦置きエンジンでFR、商用車の流れを汲んだクルマでした。 初代アルファードはFFで、プラットフォームから乗用車として作られ、登場とともに一気に市場を変えたのです。

さて、そんなクルマの2代目を担当することになった私は、初代アルファードのヒットの源はどこにあったのか、徹底的に考えました。 私の出した結論は、「ドーダ」の力でした。 かつて、やっとマイカーを手に入れたお父さんは、ぴかぴかのクルマを家族に見せて「ドーダすごいだろう」と誇ることができました。 ところが近年では、無理をして高級乗用車に乗り換えたとしても、そのブランド価値に興味のない子どもたちや、お年を召したご両親は、「わあ、すごい」と言ってくれなくなってきたのです。

そんななか、初代アルファードは、人々が忘れかけた「ドーダ心」を見事に刺激し、 かつてクルマに向けられていた憧れの気持ちを、目覚めさせたのではないか。 家族に「ドーダ」と胸を張れるという価値を提供したから、ミニバン市場を席巻できたのではないか。私はそう分析したのです。


中越裕三チーフエンジニア

「ドーダ」の力を極める。

2代目アルファードとヴェルファイアの開発において、私は「ドーダ」の力を徹底的に極めたいと考えました。 ヒットしたクルマの2代目の開発は、得てしてうまくいかないことがあります。それは、初代の成功に引っ張られてしまい、思い切った変化ができなかった場合です。 ですから、2代目のアルファードの開発には「すべてにわたって進化させよう、そのためにできることはすべてやろう」という想いで取り組みました。 結果として、スタイリング、室内空間、走りや乗り心地、安全性能など、すべての点で初代の「ドーダレベル」を大幅に超えることができました。

新型アルファードが納車されたら、お父さんが何も語らなくても、お母さん子どもたち、 親戚や友人のみなさんは、まず威風堂々とした存在感に圧倒され、スタイルに感激し、 ドアを開ければ空間の広さで驚きの声を上げ、乗りこめばゆったりとしたシートに満足し、 走り始めれば静けさに感心し、室内間接照明でリッチな気分になり……。「わあ、すごい!」を連発してくれるはずです。 加えて操縦安定性や燃費も大幅に向上しています。環境やエコの面でも「ドーダ」と満足感を得られるクルマに仕上がりました。


ミニバンの新しい価値を発信する。

私は、新型アルファードとヴェルファイアで、新しい価値を発信できたと考えています。 欧州メーカーの高級ミニバンでさえ、トラックをベースとするものがほとんど。乗用車として、これほど洗練されたプレステージ性を持ったミニバンは、世界広しといえど他に見あたらないからです。

たとえば、オットマンの装備された2列目のシート(エグゼクティブ・キャプテンシート)。 ファミリーのドライブで快適に使われるだけではなく、エグゼクティブなビジネスマンを送迎する社用車としても使われる可能性もあります。 そのように、新型アルファードとヴェルファイアは、新しい市場を開拓する可能性も秘めたクルマなのです。 みなさん、ぜひ、このクルマの発する新しい価値を感じてください。そして、オーナーとなって、ご家族に「ドーダ」と胸を張っていただきたいですね。

( 文:三枝義浩 )


キーパーソンインタビュー

2013

  • レクサスIS 古山淳一 チーフエンジニア インタビュー 真っ向勝負。

2012

  • 新型クラウン 山本卓 チーフエンジニア インタビュー 『ついに“私のクラウン”』―憧れを、より多くの人の感動・幸せに―
  • 新型オーリス 末沢泰謙 開発責任者 インタビュー カッコよく意のままに操れるスポーツハッチバック
  • 新型ポルテ/スペイド 鈴木敏夫 主査 インタビュー 〜お客様の喜び、笑顔のために〜「安心・快適・使い勝手No.1」
  • 第11代目カローラ(アクシオ/フィールダー) 藤田博也 開発責任者 インタビュー いま再び、Made in Japan , Made for Japan.

2011

  • アクア 小木曽聡 開発責任者 インタビュー「こだわりとフルスイング」
  • 田中義和 開発主査 インタビュー「量産車の責任」
  • 岡根幸宏CEインタビュー「Emotional(感性)+Rational(合理性)」
  • 松本章主査インタビュー「料理で言えば、ダシをとり続ける仕事」
  • 粥川宏氏インタビュー「理に適ったカタチは美しい。」

2010

  • 山本博文CEインタビュー「チーフエンジニアの家計簿」
  • 西村昭夫CEインタビュー「“こだわり”と“割り切り”」
  • 三浦清克CEインタビュー「“Just My Life”という選択肢」

2009

  • 加藤亨CEインタビュー「新しい時代が求める“高級”とは?」
  • 友原孝之CEインタビュー「Shall we drive ?−クルマ本来の楽しさへの誘い」
  • 有元真人CEインタビュー「ベーシストのこだわり」
  • 大塚明彦CEインタビュー「二律背反するチャレンジ」

2008

  • 中嶋裕樹CEインタビュー「“ワクワク”でクラスを超える」
  • 中越裕三CEインタビュー「“胸を張れる”という価値。」
  • 寺師茂樹ECEインタビュー「独自の道を行く。」

2007

  • 杵築邦昌CEインタビュー「新しいジャンルを創り出す」
  • 片山右京インタビュー「F1とヒマラヤの間にあるもの」
  • 定方理CEインタビュー「限界を自分で決めてはいけない」
  • 舘 信秀 会長インタビュー「こんな楽しいものないぜ!〜Gazoo Racing 応援メッセージ〜」
  • レクサスIS-F開発責任者 矢口幸彦CEインタビュー 「大きな旗を掲げる」
  • ダイハツ ミラ開発責任者 大野宣彦CEインタビュー 必要なのは"突きぬける"こと
  • キーパーソンインタビュー 答は自分の中にある [金森善彦チーフエンジニア]

2006

  • 10代目カローラ開発責任者 藤田博也チーフエンジニアインタビュー 穏やかな衝撃
  • トヨタ自動車株式会社 豊田副社長インタビュー GAZOO.comが目指すもの
  • トヨタ86 オーナー評価レポート
  • スマートグリッド展2012 取材レポート
  • 東京モーターショー2011 SMC2011 トヨタブース取材
  • 東京モーターショー2011
  • 影山正彦が語る、ニュルでわかった86(ハチロク)の完成度
  • ドリフトの祭典!D1グランプリ 取材レポート
  • Fuji 86 Style 2011 レポート
  • 「プリウス プラグインハイブリッド(PHV)」 VS 「プリウス」!プリウスカップ 特別レポート
  • 日本未発表モデルが集結!個性派トヨタに一気乗り! 試乗会レポート
  • 東京モーターショー2009 特別レポート
  • レクサスインターナショナルギャラリー青山 特別取材
  • 特別取材! 「プリウスカップ」レポート
  • 特別取材! 最強のアスリート![ クラウン アスリート +M SUPER CHARGERを試す ]
  • 特別取材! モデリスタ 長谷川和敬専務インタビュー
  • GAZOO.com編集部 特別取材! G-BOOK mX開発の舞台裏
  • トップガン同乗体験
  • MR-Sはトヨタ最後のスポーツカー?

Gazooでブログを作ろう!!