【動画】「ミツオカ・バディ」試乗インプレッション 試乗編
「これは……売れてる理由がよくわかりますよ!」。ヴィンテージアメリカンなデザインをまとうSUV「ミツオカ・バディ」に試乗した清水草一は、どんなところに感心した?
バディに乗り込むと、「あれっ?」という気分になる。外観と違って、車内はほとんど「RAV4」そのままだからだ。
内装に関しての変更点は、ドアトリム上部とシートのレザー(合成皮革)&ステッチくらい。レザーの色はボディーカラーに合わせて全18色用意されている。
一方走りに関する部分はどうかというと、こちらは完全にRAV4そのものだ。ただし、RAV4をベースにフロント部とリア部を変えてあるから、そのぶん、クルマが60kgほど重くなっている。加えて今回の試乗車には、225/70R16サイズのオールテレインタイヤが装着されていた。走りに関してRAV4との違いは、その2点ということになる。
で、実際走ってみてどうだったかというと、一般道をごく普通に流す限り、RAV4との差を感じることはほとんどなかった。
重量増加の要因は、その大部分が鼻先に集まっているので、速度が上がる高速道路では、少し前が重い感覚はある。しかし、乗り比べなければまずわからないだろうし、これまた普通に乗る限り、なんの問題もない。
オールテレインタイヤのゴツゴツ感も、高速道路では若干感じるものの、ホイールが16インチとRAV4のものよりも小さいので、そのぶんタイヤの厚みがあり、これまた気になるほどではない。
試乗車は、2リッターのガソリンエンジンを搭載するFFモデル。このサイズで2リッターでは力不足じゃないかと思いきや、RAV4同様、日常域での加速はスムーズだ。このエンジン、非常に実用的な味つけで、低速トルクが太い。2リッターながら、アメリカンな雰囲気といってもいい。
ヴィンテージアメリカンを、トヨタ品質で味わえるミツオカ・バディ。すでに納車待ちは2年に及んでいるという。
(文:自動車ライター・清水草一)
[ガズー編集部]
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