日野 コンテッサ1300

1965年1月~1967年1月

ルノー4CVの国産化で乗用車造りを学んだ日野自動車は、独自の設計になるコンテッサ900をまず1961年に誕生させた後、1964年9月(8月発表)にG.ミケロッティのデザインが話題を呼んだ上級車のコンテッサ1300を発売した。1300は初め4ドアセダンのみだったが、1965年4月には2ドアクーペを追加発売。やはりミケロッティ・デザインになるスタイリッシュな、ヨーロッパ風のスポーティークーペだった。機構面で特徴的なのは、当時は普通だったものの現代ではほとんど例のなくなったリアエンジン、後輪駆動方式を、ルノー以来継承したことで、それゆえにプロポーションは独特のものに。クーペは欧州のコンクールでも高い評価を得た。ボディ後端に30度傾けて縦に置かれた4気筒OHV、GR100型1251ccエンジンは、ツインSUキャブレター装着によってセダン比で+10psの65psへとアップされ、最高速度も+15km/hの145km/hに上がっていた。あわせて前輪をディスクブレーキに強化した足回りは4輪独立懸架。4人乗りへと変わった室内は、木目パネルのダッシュボードにはタコメーターをはじめとする丸形メーターが並び、3本スポークのステアリングホイール、4速フロアシフト、シートベルト付でセミリクライニング式のバケットシートなど、これまたイタリア製スポーティーカーの味わいを身近なものにしていた。1965年11月(10月発表)にはセダン1300Sを新設しつつ一部変更。1966年8月にはスポーツキットを発売。トヨタ自動車との業務提携により委託生産が始まることになり、1967年で日野ブランドの乗用車は終了した。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
クーペ - 1251cc 2 4速MT フロア RR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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