こんなに大きいの!? 案内標識の驚きのサイズ

クルマに乗っていると自然と目に入ってくる案内標識。遠目に見ているだけではサイズが分かりにくいのだが、実際のところどれほどの大きさなのだろうか。気になったので調べてみた。

国土交通省のサイトにある「道路技術基準・道路標識」というページには、案内標識についての詳細が書かれている。

道路技術基準・道路標識(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/road/sign/sign/annai/hqa04.htm

まず、案内標識自体のサイズ。交差点の手前でよく見かける「予告案内標識」は、縦が2.4mで横が2.8m。交差点に設置される「交差点案内標識」は、縦が2.2mで横が2.8m。私たちの背丈より大きいのだ(大きさは内容により異なるが、ここでは標準的なサイズを紹介)。

そして、案内標識に使用される文字のサイズ。漢字は、道路の種類や設計速度により大きさが異なる。例えば、一般道路で片側2車線以上の場合、設計速度が時速30km以下であれば15cm、時速40km以上の場合は30cm。ただ、交通量が多いと、それより大きなサイズを採用する場合も。

高速道路は設計速度が高いため、視認性を考慮してひと文字のサイズは、なんと50cm。漢字一文字が、自分の手のひらよりはるかに大きいサイズだったとは、驚きだ。

ローマ字の大きさは、漢字の大きさに対して決められている。大文字は漢字の2分の1、小文字は大文字の4分の3程度だ。

ふだんなにげなく通り過ぎている標識だが、見やすいようにサイズも工夫されていると考えると、不思議といつもとは違ったおもしろさを感じられる。今度運転するときは、案内標識に注目してみては?

(カネコ・シュウヘイ+ノオト)

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road