素敵な器が見つかるショップやおしゃれカフェが集まる注目スポット！西の原へドライブ　長崎県波佐見町

モダンなデザインが人気の波佐見焼で知られる長崎県波佐見町の「西の原」は、波佐見焼が買えるおしゃれなショップやカフェが立ち並ぶ話題のエリア。生活雑貨、食料雑貨店などもあり、全部で9店舗が並ぶ。

もともと西の原は製陶所があったところで、その中で完成した焼き物の出荷場であった場所に立つカフェが「モンネ・ルギ・ムック」だ。アンティークな家具を配した店内には、独特のレトロでおしゃれな雰囲気が漂う。日替わりランチが人気で、週末は行列ができることも多い。店名にある「ギ（gui）」はフランス語で「宿り木」という意味。人が集まる空間になるようにとの思いが込められているという。

器の出荷事務所として使用されていた南倉庫を改装した「南創庫」は2011年にオープン。西海陶器によるブランド「essence」を中心に、遊び心を加えた器やデザイナーとのコラボアイテムなどを販売。食器はもちろん、フラワーベースや箸置きなど素敵なデザインのものばかり。

体を動かしたい方は、同じく西の原にあるボルダリングスタジオ「833 WALL」へ。カラフルなホールド（壁に取り付けた突起物）が楽しい壁面には、傾斜やルートがさまざまに設定され、初心者も上級者もレベルに応じて楽しめる。

波佐見焼を買うなら、西の原から徒歩で数分の「くらわん館」にも立寄りたい。「波佐見陶器まつり」の開催会場「やきもの公園」の陶芸の館「観光交流センター」内にあり、ろくろや手びねり、絵付けといった陶芸体験も事前予約で受け付けている。

丈夫で扱いやすく、シンプルなデザインで日常使いに最適な波佐見焼の本場へ、ドライブに出かけよう。

窯元「幸山陶苑」が営む製陶所「福幸製陶所」があった場所に誕生した人気スポット。波佐見焼の特色でもある大量生産を実現するためには分業制が不可欠だが、福幸製陶所敷地内には「細工場」「絵付け場」「釉薬精製所」「登り窯」といった建物が揃い、すべての作業工程をここで行っていたという。この製陶所跡を生かし、それぞれの建物が当時の面影を残しつつショップやカフェとして改装された。

波佐見焼を中心に、特産の地酒や手作り味噌なども販売する観光物産館。店名は、江戸時代に大阪枚方で行商の船が「酒くらわんかー」「飯くらわんかー」とお酒や餅を茶わんや皿に載せて販売していた際、こうした器（その多くが波佐見で作られたもの）を「くらわんか茶碗」と呼んでいたことから名付けられた。

■西の原
所在地：長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
TEL：0956-85-2290（波佐見町観光協会）
アクセス：西九州自動車道波佐見有田ICから車で約5分
駐車場：あり（第1駐車場20台、第2駐車場50台）
URL：http://24nohara.jp/

◇モンネ・ルギ・ムック
住所：長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
TEL：0956-85-8033
営業時間：12～18時
定休日：火・水曜

◇南創庫
住所：長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
TEL：0956-76-7214
営業時間：11～18時
定休日：水曜
URL：https://www.facebook.com/minamisouko/

◇833 WALL（はさみうぉーる）
住所：長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
TEL：080-5805-6491
料金：ビジター（初回登録なし）中学生以上1日2000円、小学生1日1800円
レンタルシューズ1回300円（サイズ21～29.5㎝）※初回登録料1000円のメンバープライスあり
営業時間：11～22時（土・日曜、祝日は～21時）
定休日：水曜
URL：https://www.833wall.net

■くらわん館
住所：長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2255-2　陶芸の館「観光交流センター」1F
TEL：0956-26-7162
営業時間：9～17時
定休日：12月31日～1月2日
アクセス：西九州自動車道波佐見有田ICから車で約5分
駐車場：あり
URL：http://kurawankashop.sakura.ne.jp/

※記事内のデータは2019年10月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]