微笑んでいるような表情が可愛い!亀そっくりの不思議な石 奈良県明日香村

「亀石」は、明日香村にいくつかある謎の石造物の中でも代表的な存在。長さ約3.6m、幅約2.1m、高さ約1.8mの巨石の下部に動物の顔のような彫刻が施され、全体が亀に似ていることから亀石と呼ばれている。当麻(たえま、奈良県葛城市の地名)の蛇によって、湖が枯渇し死んでしまった亀を弔ったものだという。そのほか、もともと北の方向を向いていたが、現在は南西向きへと変わっているなど、不思議な伝説が数多く残る。

亀石から車で約5分の「飛鳥寺(あすかでら)」は、6世紀末から7世紀はじめ、推古天皇の時代に建てられた仏教寺院。当時の豪族・蘇我馬子の願掛けにより、建立されたという。飛鳥大仏と親しまれる本尊の銅造釈迦如来坐像は、国の重要文化財で現存する日本最古の仏像だ。境内には蘇我入鹿の首塚といわれる五輪塔や山部赤人の歌碑も残されている。

飛鳥寺から車で約5分の「ASUCOME(あすかむ)」は、明日香村民俗資料館を改装しオープンした小さな複合施設。「しるもの屋 萌木色」や台湾のスイーツ豆花を提供する「花鳥豆花」など、周辺の施設と連携しながら本格出店に向けてチャレンジできる制度を利用したチャレンジショップが集まる。

謎の石造物や歴史ある本格仏教寺院をめぐって、明日香村のドライブを楽しもう。

亀石

何かの境界であるとか、土俗信仰をあらわすものであるなど、さまざまに推測されるが何のためにここにあるのかわからない亀のように見える巨石。亀が当麻の方向である西を向いた時、大和国一帯が泥の海に沈むという伝説が残っている。

  • ほほえんでいるかのような表情が愛らしい。

飛鳥寺

完成は596年。創建時の伽藍は鎌倉時代に焼失した。本堂は、江戸時代に再建されたもの。

  • 真言宗豊山派の寺院。創建時の伽藍は失われたが、塔や金堂の礎石が残る。

  • 本尊である銅造釈迦如来坐像は、重要文化財。日本最古の仏像であり、通称「飛鳥大仏」として親しまれている。

ASUCOME

県立万葉文化館の隣にある、チャレンジショップが集まるモール。現在は飲食店2店、リラクゼーションサロン1店が営業中。

  • 寒い季節に特に食べたくなる、汁物がメインの「しるもの屋 萌木色」の店内。

  • 「しるもの屋 萌木色」の「豚汁定食」1100円(税込)。野菜たっぷりの豚汁と小鉢3品、プリン付き。

  • 鰹や昆布、椎茸などからとった出汁で作った「出汁カレー」1000円(税込)。同じく「しるもの屋 萌木色」で食べられる。

■亀石
住所:奈良県高市郡明日香村川原
TEL:0744-54-5600(明日香村文化財課)、0744-54-3240(飛鳥観光協会)
アクセス:京奈和自動車道橿原北ICから車で約20分
駐車場:あり(明日香村中央公民館駐車場を利用)

■飛鳥寺
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥682
TEL:0744-54-2126
拝観時間:9~17時(受付は16時45分まで)、4~9月は9~17時30分(受付は17時15分まで)休業日:4月7~9日
拝観料:大学生以上350円、中・高生250円、小学生200円
アクセス:京奈和自動車道橿原北ICから車で約20分
駐車場:あり

■ASUCOME
住所:奈良県高市郡明日香村岡410
TEL:0744-54-3455
営業時間:11~16時(3~11月は~17時)閉店30分前 L.O.
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
アクセス:京奈和自動車道橿原北ICから車で約20分
駐車場:あり(県立万葉文化館の駐車場を利用)
URL:https://asucome.asukamura.jp/

※新型コロナウィルスの影響により内容が変更される場合がございます。各イベント・施設の公式HPにてご確認をお願いいたします。

※記事内のデータは2023年1月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
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[GAZOO編集部]

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