長崎・平戸ドライブルート 南蛮文化を感じて

​​南蛮文化の残り香漂う自然と風情豊かな島を巡って​​

安土桃山時代から江戸時代にかけて日蘭貿易港として栄えた平戸。本土と平戸を結ぶ平戸大橋を渡って、南蛮文化を色濃く残す平戸港周辺の名所を見学しよう。平戸ザビエル記念教会と寺院が重なる町なかの風景は不思議な異国情緒にあふれる。国道に沿って南下していくと平戸最古の教会宝亀教会がある。世界遺産暫定リストにも入る建物は建築学的にも貴重なもの。平戸島のほぼ中央に位置する白亜の紐差教会も美しい。生月大橋で生月島へ渡ったら西海岸を走る道へ。車のCMロケ地ともなったこの道は海沿いの景色がきれいな絶好のドライブロード。荒波によって切り立った断崖など自然の造形美が見どころ。サンセットの名所、島の北端大バエ灯台を目指そう。

ルートマップ:約3時間20分(約130km)

S:佐々IC

約25km 県道227号、国道204号、一般道 約40分

1:平戸公園

スポット情報
広大な園内には芝生広場や展望広場、海浜広場などがある。広がりのある展望は青い空と海を背景に朱塗りの平戸大橋が映える。

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一般道、国道383号 約13km 約25分

2:宝亀教会

スポット情報
明治18年(1885)京崎地区に最初に仮教会が設けられ、明治31年(1898)に現在の宝亀教会が建立された。建築学上多くの特徴をもつ聖堂で、基礎は石造、外壁はレンガ造、屋根は単層切妻の瓦葺、窓形式は側面に尖頭アーチ四季の円型ハメ殺し窓、天井は身廊、側廊ともにコウモリ天井の板張り。あまり大きな教会ではないが、平戸を代表する美しい教会だ。見学の際はマナーを守り、入口の注意事項を一読、脱帽して静かに見学すること。カメラ撮影、飲食、喫煙は禁止。

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約6km 一般道、国道383号 約10分

3:カトリック紐差教会

スポット情報
平戸島のほぼ中央に位置する大規模な天主堂。現在の建物は昭和4年(1929)、教会建築で著名な長崎の建築家・鉄川与助によって建てられたもの。内部はアーチ天井と花模様のステンドグラスが美しい。

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約25km 国道383号、県道60号、県道19号、一般道、県道42号 約40分

4:塩俵の断崖

スポット情報
玄界灘の荒波と風によって作り出された六角形の岩の柱が、海岸線からせり上がるように並ぶ。南北に500m、海面からの高さ20m、ダイナミックな自然美は一見の価値アリ。

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約4km 県道42号 約6分

5:大バエ灯台

スポット情報
生月島の最北端、約100mの断崖に立つ灯台。展望所から眺める風景は視界いっぱいに海が広がり圧巻。塩俵の断崖と並ぶ生島の2大名所で、周辺には遊歩道も整備されているので海風を感じながら散策したい。

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約52km 県道42号、県道19号、国道204号、県道227号 約1時間20分

6:佐々IC

ベストシーズン

平戸港近くの崎方公園はツツジの名所で4月中旬~5月にかけて約3500株ものツツジが咲く。

海水浴人気も高い平戸。一番人気の根獅子ビーチは透明度の高さで有名。

川内峠はススキの名所。広大な丘陵地が一面黄金色に輝く。

平戸の冬グルメは天然ヒラメ。1月中旬~4月上旬には「平戸ひらめまつり」の企画が開催。各食事処でピチピチのヒラメ料理を。

ドライブ情報

  • 平戸島、生月島ともに渋滞もなくスムーズだが、佐々ICからの県道227号線は交通量が多い。
  • 平戸島の県道19号線は、傾斜地や山間部を通るため急カーブや坂道が多い。道幅も狭いので走行に注意を。

問合せ先情報

  • 平戸市観光商工課 0950-22-4111
  • 平戸観光交流センター 0950-22-3060
  • 平戸市観光案内所 0950-22-2015

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