トヨタ・ソアラ/レクサス・SC430…みんなで乗れる国産オープンカー

今回は、日本生まれのオープンカーの中から、4人で楽しめるモデルをピックアップ。1980~90年代に生まれたなつかしいクルマを中心に、週替わりで紹介します。

トヨタ・ソアラ/レクサス・SC430

2001年に登場した4代目ソアラ。高級パーソナルカーという初代以来の立ち位置は不変だが、ボディーの形式はそれまでの2ドアクーペから、電動開閉式メタルトップを備えた4座コンバーチブルに変身した。

過去のソアラの面影がまったくない、塊感のあるスタイリングは、フランスにあるトヨタのデザインスタジオで、初代ヴィッツを手がけたギリシャ人デザイナーが担当した。トランクルームに格納されるメタルトップは、開閉ともに約25秒で動作完了。インテリアは上質な天然木と本革をふんだんに使ったゴージャスな仕上げで、トップの開閉に従い温度や風量を自動制御するエアコンなど装備も充実していた。パワートレインは4.3リッターV8と5段ATの組み合わせのみで、グレードも1種類。グレード名は「430SCV」だった。

​2005年、日本国内でのレクサスブランドの展開開始に伴い、細部を改め、車名を輸出仕様と同じレクサス・SC430に変更。これによって1981年に誕生したソアラの名は消滅した。

[ガズー編集部]

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