田舎の初盆 (by奥)
今年は義祖父の初盆。
核家族で育った私は、“迎える側”になるのは初めてです。
我が家はすでに7月上旬から初盆モード。初盆会の日程や会場探しに
はじまり、初盆参りやちょうちんの準備などなど。
(といっても、私はまったく勝手がわからないので、ほとんど義母と夫が
したんですけどね。てへ。)
いろいろありましたが、特に紹介したいのは「初盆参り」と「盆踊り」の2つ。
まず「初盆参り」。
小国一帯では7月下旬ごろからお盆までの間、初盆の家を町内の方々が
参る「初盆参り」という風習があります。ちなみに、「どの家が初盆か分かん
なぁ〜い!」ということがないように、ちゃーんと新聞に「町内初盆家リスト」の
ようなものが、折り込まれてくるのです。いつ、どこの、誰が亡くなった…と
いうのが、一目で分かるすぐれもの!! 我が家では毎年大活躍です。
(おそらく町中)
で、皆さん、わざわざ仕事を早退したり、休んだりしてお参りに来てください
ます。ありがたいことです。亡き義祖父も大変喜んでくれることだと思います。
でも…この初盆参り、昼夜・曜日問わず、なんですよ。いつ誰が来るか
分からない状況って、かなり緊張するというか、気がはってしょうがありません。
とてもいい風習だと思うのですが、朝8時前や、夜8時すぎに来られると焦って
しまいます…。昔よりは随分マシになった(という言い方もナンだけど)らしい
のですが、期間や時間などが条例かなんかで決まらないものでしょうかねぇ…。
でも、条例とかで決まるっていうのも、システマチックすぎるのかなぁ…。
そして、「盆踊り」。
大きな公園に組まれた櫓の周りを、皆で輪になって踊る…というのが、
核家族・ニュータウンで育った私の盆踊りのイメージです。
ところがこちらは、盆踊りが「家に来る」んです。ムラの方たちが来て
初盆の家々の庭先で踊ってくれます。しかもムラの盆踊りは「棒(竹)」を
使って踊る「棒踊り」という珍しい踊りのようで、ナントカ文化財に指定され
ているとか。
(この「棒踊り」については私はよく分からないので後日ダンナより紹介。)
楽しみにしていたのですが、残念ながら盆踊りのときはちょうど雨。
でも、1番だけ(全部で5番まであるらしい)お座敷で踊ってくれました。
これも田舎の家が広いからできること。ちなみに歌はテープではなく、
楽器もなくムラのおじさんのアカペラ・生唄。味があるやら、風情があるやら、
これぞ日本の盆!という感じでした。

輪になって踊ってくれました。棒はナシ。

踊りの後は、軽く宴会。
こんなかんじで嵐のように過ぎたお盆。忙しさのせいか家はピリピリムード。
神経をすり減らし、故人を偲ぶどころか仏壇に参ることさえ忘れてしまって
いました…。おじいちゃん、すんません。