田舎もケッコウイイですよ

私の住む町はとっても田舎なんです。でも意外と住みやすいところですよ。
そんな町の良さをチョットずつ皆さんにご紹介していく予定です。

たまにぼやきも入りますがご愛嬌。


楽しむのも大事

2007年8月13日

盆踊り

皆さんが想像するものとは少し違います。

 

 

うちは今年初盆なんです。って言えばほとんどの人が分かるんでしょうが

宗教も違えば分からない人もいるでしょうから軽く説明しますと、身内で

不幸があって、その後にくる最初の盆のことを初盆と言います。で、うちは

今年初盆なんです。

 

でですね、この初盆ってやつが大変なんです。やるべき事をサラッと書き出し

ますと、

 

1.初盆会

親戚筋をご案内して皆さんに集まってもらってお坊さんと一緒にお経をあげ、

その後に会食を召し上がっていただくというもの。

 

2.初盆参り

初盆の家には葬式にお参りいただいた方々のうちの半分から3分の1ぐらいの方

がお参りに行きます。で、家族はこのお参りいただく方々の対応をするのです。

 

3.ムラの初盆参り

初盆参りの中でもムラの皆さんは1軒から1人づつ集まって、一度にお参りに

来ます。で、このお接待をするわけです。

 

4.盆踊り

ここでやっと登場するのが盆踊り。これについては後ほど。

 


この4つが初盆の家に課せられた課題です。並べてみると4つなんで大したことない

みたいなんですが本当に大変なんです。

 

とくにメインイベントは初盆会とムラの初盆参り、盆踊りの3つでして、特にムラの

初盆参りと盆踊りは同じ日に行なわれます。それは13日。この日は午後に一度

お接待をしたらすぐに片づけを行い、夜にやってくる盆踊りのお接待に備えます。

正にお接待のダブルヘッター。高校球児も真っ青です。

 

そもそもこの盆踊りとは、どっかの広場に集まってヤグラの周りをぐるぐると踊る

あの盆踊りとは全然違うものでして、ムラの男衆が集まって、集落の初盆の家々で

盆踊りを踊り故人の供養を行なうというものです。踊る曲は4曲ぐらいあって、

何も持たずに踊るもの、てぬぐい(和タオルが望ましい)を使って踊るもの、

うちわを使って踊るもの、最後に竹を使って踊るものまであります。このうち

竹を使って踊るやつは、1本の長い竹を持つ踊り手と、2本の短い竹を持つ

踊り手が交互に列をなし、輪となり踊ります。歌に合わせて踊ると竹と竹がぶつ

かり「カチ!カチ!」っといい音がしてリズムに乗ってきます。歌は段々と早くなり、

それに合わせて踊り手の踊りもドンドン早くなっていくという勇壮な踊りです。

 

おおぉ、伝統芸能ぉ〜

 

って感じですね。

盆提灯、スイカ、線香、浴衣、盆踊りと正に古き善き日本の夏がそこにはある

んです。

 

 

が、

 

これを受ける側となるとそんな情緒に浸っている場合じゃありません!約20名の

踊り手さんが家にやってくるわけですからこの方々のお接待をしなければなりませ

ん。落ち度があると、

 

「あそこは常識がねぇなぁ。やっぱ親父がおらんとつまらんバイ。」

 

みたいに言われちゃったりするんでかなり気を使います。そんな気を使いっぱなし

なのが8月13日なんです。

 

この日は家族だけでは到底対処不能のため、私の姉達、母の兄弟まで総動員して

の総力戦でした。

 

あいにくの雨だったため、普段は家の庭で数曲踊っていただくところを家の中で

1曲だけ踊っていただくことに。そしてその後にお接待。皆さんにお酒を注ぎつつ

 

「今日はありがとうございます」m(__)m

「今日はありがとうございます」m(__)m

「今日はありがとうございます」m(__)m

「今日はありがとうございます」m(__)m

 

と全員を回っていきます。しばらくすると次の初盆の家へと皆さん移動開始。

無事最後の踊り手さんを送り出した後、一族で、

 

「やっと終わったなぁ! 皆さんお疲れ様! 良かったなぁ!」

 

と労をねぎらい合い、1杯。

 

ほんっっっっっっっっっとうにホッとしました。それは僕だけじゃなくて、母も

奥さまも姉達も母の兄弟さんもみんなそうでした。これでとりあえず初盆の行事

はひと段落、みたいな。

 

このときの安堵感はどれぐらいのものだったか、またそれ以前の我が家のピリピリ

感はいかほどだったか。それは前日に書いた私の日記を読んでいただければ分かる

かと思います。しばらく更新してなかったんで、12日に書いたんですが、あまり

にもネガティブな内容だったんでお蔵入りとなったものです。

 

それがコチラ↓

 

『体の疲れと心の疲れ』

今日のはグチっぽいというかグチですから。

 

なんとなく忙しい毎日なんですが、今年は我が家、初盆なんでこの時期は

「なんとなく」ではなく「あからさま」に忙しい感じがしています。これは

僕だけのことじゃなくて、我が家単位の話でして、当然ヨーコ(母)もうちの

奥様も私も皆そんな感じです。お陰様で我が家は今、ギスギスした感じです。

お陰様でヨーコの一言一言がカチンときます。彼女はこの家を支えている

のは自分であって、一緒に住んでいる私たち夫婦なんていうのは役立たずだと

思っているようです。もし思っていなくても、そう思っているとしか考えられ

ないような発言を私たちに浴びせてきます。

 

憤りを感じますねぇ。

 

確かにヨーコの頑張りは息子の僕から見てても分かるんですが、僕たちは僕たち

なりにやってるつもりなんですけどね。

 

同居に多少なりとも難色を示す奥さまを説得して田舎で共に暮らす道を歩んで

いるわけですが、こんな状況が続くようなら母一人を家に置いて、僕たち夫婦

&娘は家を出た方がどれだけ幸せかと思います。いつも

 

「同居のマイナス面だけではなく、プラス面を見よう!」

 

と奥様に話してきたんですが、さすがに僕も「じゃあメリットとデメリット、あまりに

デメリットが多くね?」みたいな事を考えるようになってきちゃいました。

 

実際同居で集落に住むと膨大なデメリットが発生します。このデメリットは

あからさまに目に見える形で発生するんですぐに分かります。それに対しての

メリットは、「地域で育てる子育て」とか「温かな人間関係」とかそういう抽象的

だったり長期プランなものだったりで、ちっとも目に見えないんです。まあ見える

部分といったら家賃の話なんかがあるんですが、それだって家を持っていれば

台風のやら大雨やらの心配は要るし手直しは要るしで果たしてどっちがお得か

なんて分からないもんです。

 

普段このブログでは「いかに田舎暮らしに豊かさがあるか?」といったことを

書いているつもりです。これは、皆さんにそういう部分を知ってほしいという

気持ちもあるんですが、それ以上に自分に言い聞かせているという部分もあり

ます。自分の置かれている状況のマイナスばかりを見るのではなく、出来る限り

プラスにプラスにと考えて、出来る限り楽しく暮らしていきたいんです。

 

でも、最近の心の疲れ具合からそういう前向きさというものが随分と弱くなって

いまして、どうにもこうにも後ろ向きにしか考えられないような感じです。

 

お願いだからなーんにも考えずに3日間ぐらい過ごさせてもらえないですかね。

でないと心の疲れがちっとも取れないんですよ。でないと人に優しくなんて出来

ないんですよ。

 


っとまあこんな具合。どうですこの後ろ向き加減!このネガティブさ!そう、

これぐらい気持ち的にピリピリしていたんです。ゆえにその一番の要因である

初盆の行事が終わって、ほんっっっっっっっっとうにホッとしてるんです。

 

 

今回、こうした初盆の行事をこなして、こう思いましたね。

 

 

簡単には死ねんな。


 

長生きしなきゃね。


2007年8月13日 18:03

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