田舎もケッコウイイですよ

私の住む町はとっても田舎なんです。でも意外と住みやすいところですよ。
そんな町の良さをチョットずつ皆さんにご紹介していく予定です。

たまにぼやきも入りますがご愛嬌。


一般人とは・・・

2007年9月11日

貴重な体験

貴重だけどもう2度としたくないような体験をしました。

 

 

ご近所で火事がありました。非常に衝撃的な出来事だったんで、とてもじゃない

けど面白おかしく書けるような内容じゃないんで、そのときに起きたことを順に

書いていきます。

 

 

土曜日、家でのんびり過ごしていたら、外から何やら叫び声が。「なんかなぁ」っと

思っていたら、我が家の一階からも「キャー!!!」っという叫び声が。ヤバい、何か

起きている。すると

 

 

「火事だー!誰かぁー!」

 

 

という声。すぐに窓の外を見ると、ご近所さんの家から煙が上がっています。

一緒にいる奥さまが、

 

奥「Gちゃん、役場に電話して!」

というので、

私「俺は着替えて(現場に)行くから電話は(お前が)して!」

 

と言い消防の団服に着替え軽トラに乗り込み、現場に向かう。到着するとすぐに

消火栓を開け、ホースとツッサキ(ホースの先っちょ)をつなぎ水の栓を開け

放水開始。でも既に炎は屋根を突き破り立ち上がっています。どう考えたって

消えそうにありません。それでも延焼を防ごうと一人水をかけ続けます。傍では

家のご主人が奥さんの名前を連呼しています。奥さんはこの炎の中にいるのか?

心配ですがどうしようもありません。ただただ一人水をかけます。

 

すると僕の後方20mぐらいの位置から母(ヨーコ)が、

 

母「もう止めないっ!一人じゃ消しきらん!爆発する!下がりない!」

 

っと叫んでいます。息子(私)を心配して叫んでいるのは分かったのですが、

他に誰もいないんです。僕がやらないともっと燃えてしまっては大変です。

僕だってこんな事したくもないけどやるしかないんで

 

私「うるせぇ!黙っとけ!」

 

と怒鳴り消火作業を続けます。それから何分後か分かりませんが、応援の

1台が駆けつけました。すぐにポンプを設置し放水開始。1人じゃなくなって

少しホッとしたところでようやく消防車やら消防団が集まってきました。

それからしばらくは放水を続け、ようやく鎮火。しかし母屋も納屋も全焼という

ひどい火事でした。

 

念入りに水をかけ夜8時半頃には一旦解散となり、家に戻り風呂、食事。

家族は家から僕の消火活動を見ていたそうで、奥様もすごく心配してくれて

いたそうです。ホッとして二階に上がると電話が。まだくすぶっているんで

水をかけて欲しいと。

 

また着替えて現場に。確かに火の粉が見える部分もあり、また念入りに消火。

ようやくおさまり家へ。

 

 

疲れた。

 

 

第1に消火活動に当たったということで翌日は警察やら消防の方から現場で事情

聴取。「どこから燃えてました?」「何時に来ました?」「誰かいませんでした?」

っとイロイロ聞かれたのですが、正直よく覚えていませんと。燃え上がる炎に

包まれるご近所さんの家に向かい一人放水しているという状況があまりにも現実

的じゃなくて、ホント「夢のよう」でした。車で事故ったときとか感じませんか?

「ああ、これって現実なのかな?」。あんな感じでした。

 

ですんで、後からイロイロ聞かれてもなんかよく分からないんですよ。ましてや

そんな状況で時間なんて見ているわけないんですよね。

 

「一人で消火を開始されてから何分ぐらいでサイレンが鳴りましたか?」

とか、

「何分ぐらいしたら応援の車が駆けつけましたか?」

 

とか聞かれても、体感時間はそりゃもう10分以上に感じています。だって一人

で心細かったんですよ。ホントは2〜3分だったとしても、長く感じるものです。

聞かれても分からないですよ。

 

 

 

まあ、そんなわけで、ある意味非常に貴重な経験をさせていただいたわけで、

火事に遭われたご家族の方々は非常に気の毒な思いですが、普段の訓練の

大切さと消防団組織の必要性を改めて感じる機会となりました。

 

 

そもそも私、消防署が小国町にあるこの状況で「消防団」なんて大して必要じゃ

ないんじゃないかなと思ってたんですね。だってどの現場に駆けつけたって、

消防署の消防車がいち早く駆けつけて消火作業に当たってて、僕たち消防団は

後方支援的な存在なんですね。しかしながら今回、その消防署よりも先に現場に

到着して、消火活動に当たり、やはり消防団ってのは必要なんだなぁと感じました。

 

そして日々の点検や訓練にしても、先日から掃除した防火水槽にしても、役に

立つ機会なんてほとんどないけど、ここ一番というときに役立つものなんだと

改めて感じました。防火水槽なんて僕が物心ついたときからあったものですが、

それを1年か2年に1回、ずーっと掃除してきたんですね。先日掃除したときも、

 

「こんなんホントいるんかね?」

 

なんて思っていたんですが、今回は本当に防火水槽が近くにあってよかったです。

そして清掃をしていたおかげでポンプにゴミが詰まることもなく消火活動が行なえ

ました。

 

消火栓にしたってそうです。消火栓は年に2回程度団員で見てまわり、蓋を開ける、

水を出す、という作業を行なっているのですが、これも内心たいして重要に考えて

なかったんですよね。でもこの作業のおかげで、今回慌てながらも放水活動が出来

たんだなと思いました。

 

 

今回の火事で僕は思いました。

 

「お前が行っても火は消えんだろ?俺が行かんとダメだな。」

 

なんて偉そうに言う先輩がいるんですが、あれは嘘です。火事は誰がやっても

1人では消せないんです。沢山の人が協力しないとダメなんです。だから消防

団なんて一日も早く辞めたくて辞めたくて辞めたくて辞めたくて辞めたくて

辞めたくてしょうがないんですが、地域を守るにはどうしても必要なんだと。

 

だから消防団に入っていないご年配の方なんかに

 

「消防は結構手当(お金)が町から出よるらしいな?」

 

とか言われると、

 

「金のためにやってんじゃねーよ!金が欲しけりゃお前がやりゃいいんだよ!

 金で済むなら俺は金を払うよ!お前がやれジジイ!っていうかお前なんか

 火事と一緒に燃やしてやろうかぁぁぁ!」

 

 

と、心にもない事を言ってしまいそうです。

 

 

ま、とにかく、今回の火事は私にとって教訓となりました。皆さんも火の取り扱い

には充分注意しましょう。特に寝る前と出かける前は重要なようです。発見が

遅れますからね。ちなみにうちの母(ヨーコ)は、うちの奥様が嫁いできてここ

数年のうちに既に4〜5回はコンロの火をつけっ放しにして忘れていたことが

あるそうです。これはいかんと思い、

 

私「あんたも火をつけて忘れとった事が何回もあるやろ?気を付けなんバイ。」

 

と言ったところ、

 

母「1回しかねえ!(怒)」

 

っと逆ギレされました。冗談ではなく、本当に誰かヨーコに言って聞かせないと、

家族が、家が失われてしまいます。消火活動をする息子を心配してくれるのは

嬉しいのですが、その息子の言う事にももっと耳を傾けて欲しいものです。

 

いずれにしても皆さん、くれぐれも火の取り扱いにはご注意下さい。

僕も気を付けます!

 

 

※なお、今回の記事には写真がありませんが、それはさすがにあの状況で

写真なんか撮る気分じゃなかったからです。面白がって写メをを撮ってる

おじさんがいましたが、ああいう人って切ないですね。


2007年9月11日 12:00

コメント

ぺね [2007年9月11日 13:54
消火活動お疲れ様でした。大変な経験をされましたね・・・。非日常的な出来事には、冷静に対応できないものです。年に一度、防災の日の避難訓練も、適当にやっていましたが、真剣に取り組まないといけないですね。
プルメリア [2007年9月11日 16:51
こんにちは。
消火活動、お疲れ様でした。
実家の方も消防団があり、火事があるとすぐに呼び出されて活動してました。
若い人は消防団に入るのを嫌がってましたが、地元に住んでる人の方が早く現場に行けますもんね。
実家の近所でも何年か前に火事があり男性は現場へ行き、女性は班長の家に集まり炊き出しをしました。こういう時ほど、近所の方の力って改めてすごいなって思いますね。

gyoukakun [2007年9月11日 17:33
ぺねさん
ホント、貴重な経験だなぁって思いました。僕も
今まで、訓練とか点検とかってかなり馬鹿にしてた
部分があるんですが、一度でも見た、やった事と、
一度も見たことのないことでは、とっさの時の行動
に差が出るんだなぁと思いました。大事なんですね。


ブルメリアさん
消防団の集まりも感心するぐらい早いんですが、
炊き出しのスピードも感心するぐらい速いですよね。
いつも驚きます。今回は時間帯が夕飯時だったんで
炊き出しのおにぎりがなかなか売れてました。
奥さん方も喜んでましたよ。「今日は売れ行きが
いい」って。あ、もちろん「売れる」ってのは
「販売する」って意味じゃありませんよ。

mine [2007年9月11日 18:02
ほんとにほんとにお疲れ様でした!
緊急放送で住所と世帯主を聞いたあと、
「ヨーコって言わなかったよね?言わなかったと思うけど…」と、どんどん心配に。
しかし一人で消火活動をしていようとは…。
普段から消防団活動には様々な思いを寄せるGちゃんだからこそ、気づくことも多かったんじゃない?
ここ読んでたから、私も「あ、防火水槽掃除しててよかったじゃん」って思いましたよ。
あってはならぬが、なくては困る!
ほんと、金のためじゃないって、なんで分からんとかね!

オレンジ [2007年9月11日 20:47
こんばんは。
大変な火事だったようで本当にお疲れ様でした。
ケガなどされなかった事がなによりです。
普段の訓練を真剣にやることで、いざと言う時に必ず役立つんですね。
これから冬に向けて空気も乾燥してきますし、改めて火の元に気をつけないといけないですね。

Joe Montana [2007年9月12日 18:03
こんにちは。
普段では経験できない出来事でしたね。
 #度々経験すべきものでもないですが

つい「火事はそうそうおきない」と思いがちですが、ちょっとした不注意で全てが灰になる怖さを、心に持っていないといけませんね。
改めて考えさせられました。

トータス [2007年9月12日 20:28
今晩は 昨夜書き込み見ていませんでした(@_@)
近所で火事があったのですね。 消火作業お疲れ様でした。
私の団地では消火栓が少しあったと思うけど? 場所忘れています。週末に確認します。
大事なことですね! 忘れるとは? 有ったかな?
防火水槽も7カ所ありますが掃除などしたことがありません。
立ち入り禁止になっているのです。
昨年団地内で火事が有ったから防火水槽の場所は地図に明記しました。

gyoukakun [2007年9月13日 17:02
mineさん
ご心配をおかけしました。一人で消火活動をやって
いる時はホントに不安というか心細かったです。
「あぁ〜 俺何やってるんだろう」とか
「これ爆発とかしたら死んじゃうのかなぁ」とか
考えたりもしましたね。

ま、無事で何よりでした。


オレンジさん
普段の訓練を真剣にやるってのも難しいものですよ
ね。この火事のあとにAEDという救命器具の講習
を受けたんですが、やっぱり講習では
「こんなの使う機会あるのかな?」
なんて思いましたしね。なんとも反省のない自分です。

gyoukakun [2007年9月13日 17:04
Joe Montanaさん
火事は怖いですねぇ。今回の件について、家族で
話していたとき母(ヨーコ)が、

「火事は怖いねぇ。泥棒の方が家だけでも残るからいいね。」

と言ってました。全くそのとおりですね。全てが
失われてしまいます。

gyoukakun [2007年9月13日 17:05
トータスさん
団地の規模は分かりませんが、防火水槽が7つも
あるんですね。心強いですね。でも団地とかだと
1つの家でも注意を怠ると全世帯に広がっていき
ますんで怖い面もありますね。地道に心がけ、
呼びかけしかありませんね。

tattaka [2007年9月13日 21:27
ほんとうにほんとうにお疲れ様でした。
皆さんの日々の訓練、お手入れ(これも訓練なのでしょうが)、急な事態にも迅速に対応できるのだと改めて感じました。

私は、子供を持ち、事故の対処法なんかを学ぶ機会が多いですが、時間が経つとウヤムヤになり、やがて忘れてしまいます。でも子供を守るために継続していかなければいけないですね。

どうぞこれからも、町の安全のために頑張ってください。

IT職人 [2007年9月14日 1:52
新聞で火事の記事を見て、住所と世帯主の苗字から近所なんだろうなとは思ってたけど、消火活動していたとは…。
ホントにお疲れ様でした。

以前、隣の家に車が突っ込んで、エンジンから火が出てきたので消火器で初期消火した事あるけど、炎ってなかなか消えないよね。
でも、それでもやらなきゃって思っちゃうのよね。
怪我がなくてなによりです。

gyoukakun [2007年9月14日 17:54
tattakaさん
子どもは大人と違って弱っちいですからねぇ。
うちも気を付けてはいるのですが、どんなに気を付
けても足りないぐらいですよね。あんまり過保護に
なるのもいかんのでしょうが、やはり心配なもの
ですよね。


 ゴキブリ、大変でしたね。


IT職人
ご心配をおかけしました。新聞を見て電話をしてき
た人が何人かいました。気にかけてくれてるんだな
とありがたかったですね。

もう火事はこりごりです。思い出したくないですね。

よく、小学校で殺人事件とかが起きて、それを見た
子どもがなんか精神的に不安定になるって話を聞く
じゃないですか。あれってホントかもな、って思う
ようになりました。

とにかく注意しなきゃですね。

コメントを投稿する

※は必須項目です。   ※はじめて投稿される方は、こちらをご覧ください。

ニックネーム
メールアドレス   
URL  
コメント
(全角500文字以内)
 
パスワード   

投稿する

トラックバック

この記事に対するトラックバックURL:

  ※はじめて投稿される方は、こちらをご覧ください。

一般人とは・・・


<<  December.2008  >>

SMTWTFS
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   


九州地区限定 Gazoo mura応援企画 ムラの笑顔に会いに行こう!キャンペーン

TOYOTA METAPOLIS

TOYOTA METAPOLIS

TOYOTA METAPOLIS




アクセス数

547633pv


お気に入り登録ユーザー数

9Users    




トラックバック一覧

  • トラックバックはありません。