知ってる? 愛車の燃費を計算する方法

日々変動するガソリンの価格。近年は電気自動車が広まってきているとはいえ、いまだにガソリン車は多く、多くのドライバーにとって気になる問題。では、そんなガソリン車の燃費はどのように計算すればいいのでしょうか。正しい燃費を知りたいけど、どうやって計算するのか分からないという人に向けて、その代表的な計算方法をご紹介します!

実燃費はカタログ燃費よりも低いもの

​​​​​​​燃費はガソリンや軽油等の燃料1リットルに対して、通常の運転でどのくらいの距離を走行できたかを示すもの。ユーザーが個別に測定するものは「実燃費」と呼ばれますが、このほかにも「JC08モード」や「10.15モード」と呼ばれる測定方法があり、これらは俗に「カタログ燃費」と呼ばれます。

カタログ燃費は、走行環境や時間、積載量などの厳密な条件のもとでプロのテストドライバーが走行し、測定しているもので、実燃費よりも高い数値が出るのが一般的。私たちが実生活で意識すべきは実燃費で、カタログ燃費はあくまでも参考程度に考えておく必要があります。

「満タン法」のやり方

実燃費の計算方法は「満タン法」と呼ばれるやり方がポピュラーなので、こちらをステップに分けてご紹介します。

1)ガソリンを満タンにする
まず、ガソリンスタンドで軽油・ガソリンを満タンになるまで給油しましょう。

2)トリップメーターをリセットする
続いて、区間距離を積算するトリップメーターをリセットしましょう。リセットボタンは大抵メーターのなかに付いています。液晶画面の表示の変化はこちらの記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

3)燃料が減るまで走行する
給油ランプが点灯するくらいまで、ガソリンを消費しましょう。できるだけ減らした方が、普段使いのトータル的な燃費を算出することができます。

4)再び満タンになるまで給油する
この際、給油量が分かるレシートなどを取っておきましょう。

5)走行距離÷給油量
トリップメーターに表示されている数値を(4)で給油したリッター数で割ります。これが実燃費です。

スマホアプリも便利

スマートフォンを持っている人であれば、数値を入力するだけで実燃費を計算してくれるアプリも便利です。なかには過去の燃費履歴をグラフで表し、平均燃費を算出してくれるアプリなどもあるので、より正確な数値を出したい人は活用してみてください。

普段の走り方やエアコンの使い方ひとつで向上するのが燃費。環境にもお財布にも優しい運転をしていきたい人は、まず愛車の正しい燃費を知るところから始めてみてはいかがでしょうか?

(根岸達朗+ノオト)

[ガズー編集部]