【パーツメーカー紹介】戦うエアロパーツC-WEST

本来、スポーツカーをより安定して速く走らす為に生まれた「スポイラー」ですが、現在「エアロパーツ」とも呼ばれるようになり、今やミニバンを始めとしたドレスアップのアイテムにまで拡がっていき、その中には商品の精度が低くスムーズに取りつけできないものや、空力などが悪化してしまう本末転倒なものまでが存在しています。

そのエアロパーツ群の中でも一貫してスポーツマインドを取り入れ、モータースポーツから得た無駄の無いアウトラインが機能美を主張する「C-WEST」をご紹介。スポーツカーは勿論のこと、ハイブリッドカーやセダンまでも同様のコンセプトを持ってラインナップしているのも特徴のひとつです。

そんなエアロパーツを中心に開発、制作を行うのが大阪府箕面市に開発拠点を置く「C-WEST」です。C-WESTではモータースポーツで勝つために開発された製品を開発。それをストリート向けに商品化しているのが大きな特徴です。

開発フィールドはサーキット。デザイナー、生産者もサーキットまで足を運んで、チーム、エンジニア、ドライバーからの生の声を拾い、より高精度なもの、高機能なものに応えられるよう、製品へフィードバックさせていく姿勢は他のメーカーの追随を許さないものといえるかもしれません。
現在でもスーパーGT、スーパー耐久などのレースを始め、全日本ジムカーナや国外のモータースポーツへも積極的に取り組んでいるため、レースシーンでC-WESTのロゴを見かけた人も多いのではないでしょうか。

エアロパーツに使用される素材もレースでは多用されるようなCFRPやDCC素材などハイクオリティを重視する素材もあれば、ストリートユーザー向けにはFRP素材やフィッティングのし易さ、軽量で作業も容易に済むABS素材を採用するなど、それぞれの使用フィールドに合わせた素材チョイス。空力、デザインのノウハウも持ちながらも、トップチームやチューニングショップ、ユーザーの声を受けて改良するなど、現在でも製品のアップデートに取り組んでおり、常にトライ＆エラーを繰り返しつづける開発姿勢は多くのユーザーから信頼を受けています。

実際のレースシーンでのデータがフィードバックされたスポーツカー向けの本格派C-WESTエアロと共に、スポーツマインドを残しユーロデザインを基調としたELD（EURO LABS DESING）ブランドが存在しますがどちらもハイクオリティに拘るエアロパーツメーカー、それがC-WESTと言えそうです。

（小鮒康一＋ノオト）

[ガズー編集部]

C-WEST