クルマを降りる時、ドアに気をつけている?(クルマの運転操作、みんなはどうしている?)

クルマから降りる際にドアを開けるとき、危険がたくさん潜んでいます。
停車時にドアを開けてクルマから降りようとした際にヒヤっとしたドライバーも多いことでしょう。

「強風のときにドアを開けようとしたら、ドアが風圧で外に引っ張られて急に開いた」
「路肩に停めた際、助手席から降りた人にガードレールに当てられてしまった」


という方もいらっしゃるのでは。
みなさんは、どうしていますか?

駐車場などに停車してドアを開けて降りる際に、風圧に押され思った以上に勢いよくドアが開いてしまうことがあります。
ほんの少しだけ開けただけなのに風で押されて全開になり、隣のクルマを傷つけてしまう。また、路肩に停車した際に縁石にドアの下部をヒットさせてしまったり、後ろから来る自転車や歩行者に気づかないまま開けてしまったりと、停まったクルマから降りる際のドア開閉は、何かとトラブルの発生する可能性が高い場面です。

その多くのケースが、助手席や後部座席に乗る人が起こしてしまうことが多いようです。とくに運転経験のない幼い世代、たとえばジュニアシートを卒業し自分で自由に乗り降りできるようになった活発なお子さんなどは、ドアを開ける行為が楽しく感じるようで後方確認せずにドアを開けてしまいヒヤっとした経験があるドライバーの皆さんも多いことと思います。お子さんに対しては、親による日ごろからの交通マナー教育はとても重要です。実際の路上で起こりそうな危険なシーンを、身振りや言葉で根気よくしつけていくことが必要ですが、しつけが行き届かないうちはチャイルドセーフティロック機構を使うなどして自衛しましょう。

子どもでなくても、座ったままだとサイドミラーで後方確認ができにくいのが助手席です。よって、ドライバーがアシストしてあげる必要があります。私は、停車後に周囲を確認しガードレールに近いときや後方から自転車が近づいているときなどは、「いまはダメ」「いまなら開けていいよ」と状況を見ながらひと言添えてコミュニケーションしています。
常日頃から危険を回避するようにしている私は、路肩にクルマを停める際はなるべく縁石との距離をとるようにしています。また、ショッピングモールなど駐車位置が選べる余裕がある駐車場ならば、なるべく助手席側に車両のいない端側を選んでいます。

車両によっては段階的に開くような構造になっているドアもありますが、その強度や間隔は車両によってまちまちです。強風のときにはどうしてもドアが開いてしまい、押し戻されてしまいます。私は、ドアオープナーを引くと同時にドアを押し開けるのではなく、どちらかの手でドアグリップをしっかり握り、風を感じたらすぐに手前に引けるようにしながら慎重に開けるよう心がけています。こうすれば、不意な風圧に対処できるのももちろんですが、下り坂で必要以上にドアが開いてしまうことも防げます。

ライター:畑澤 清志

[ガズー編集部]

【監修・解説者】

ドライビングエキスパート(トヨタの元テストドライバー)
滝本 良夫(たきもと・よしお)
約40年にわたりトヨタの運転技術指導員として活躍しながら、車両実験部でハイエース、ダイナ、コースターなどの商用車系開発の実験および商品監査に携わる。2014年に定年退社。