オタク女子が乗る、頭文字D仕様のコペンセロ

休日は、愛車のコペンセロで赤城山と榛名山にドライブに行くことが多いという「彩さん」。そんな彩さんは、クルマ好きなら1度は名前を聞いたことがあるであろう漫画「頭文字D」大好きオタク女子。外観からは想像もつかない、頭文字D愛溢れる車内は、彩さんならではです。

今回は、そんな彩さん×コペンのお話。

――頭文字Dが好きになったきっかけは?

ゲームセンターで、「頭文字D ARCADE STAGE」というアーケードゲームをプレイしたのがきっかけでした。ゲームをするのが大好きなので、ゲームセンターによく行くんですけど、友達がハマっていたんです。

クルマの漫画がゲームになってるのか~くらいの認識で全く興味はなかったんですけど、横で見ていると、すごく楽しそうにプレイしているので徐々に気になり始めまして。ここまで友達を夢中にさせる「頭文字D」ってどんな漫画なんだ……、と手にしたのが始まりです。

読み進めていくと、群馬のおばあちゃんの家に行ったときに見た「赤城山」「榛名山」が登場してきて、「漫画に登場してる!懐かしい!」と一気に親近感が沸いてきたんです。自分が知っている風景が出てくると、なんだか嬉しくなってくるんですよ。で、気付けば自分がコペンで走りに行くようになってました(笑)。

――走ってみての感想は?

最高でした。ゲームのバトルシーンで流れたユーロビートサウンドを聴きながら峠を走ったんですけど、めちゃくちゃテンションが上がりました。あぁ、この曲あのステージで流れてた曲だ!みたいな。気分は「頭文字D」の登場人物です(笑)。

スポーツカーに初めて乗ったのですが何度も走っているので道を覚えてきて、坂の直線は踏んでも大丈夫なんだなとか、コーナーをきれいに曲がれるようになったりとか。走れば走るほど新たな発見があるのも楽しいです。

あとは、同じコペンがすれ違ったら手を振りあうんですけど、あれが嬉しいです。前のクルマでは、初めて手を振られた時は「え?!知り合いの方だったのかな?」とビックリしたのですが、コペン仲間という意味で挨拶してくれていると分かったときはホッコリしました。

――峠を走れる毎週末が待ち遠しいですね。

はい。でも、平日は平日で楽しんでますけどね。「オープン出社」(通勤時にオープンすること)をしているんですけど、朝から風にあたりながら走るのが気持ちよくて。コペンだとボタンを押せば2~30秒で屋根が空くので、忙しい朝にもピッタリですし。

通勤ラッシュでクルマが全く動かないときは、めちゃくちゃ見られて恥ずかしいですけどね。それさえ我慢すれば……(笑)。

――オープン出社に出くわしたら、確かに見ちゃうかも(笑)。

オープンにすると、内装がよく見えるじゃないですか?その時に、車内が「頭文字D」グッズで溢れているからというのもあるかもしれません。友達にも、「お、お、お…。なんか、すごいね」と引かれるか、爆笑されます(笑)。

――これは……、超個性的!

「頭文字D」に登場する「高橋啓介」「高橋涼介」というキャラクターがいるのですが、この2人が大好きで。顔イラストがプリントされているクッションや、室内ミラーには2人の愛車が左右の両端に赤く描いてあるんです。

1番のお気に入りは、今年7月に発売された「赤城山」と「頭文字D」のコラボ商品、アクリルナンバープレートです。限定300個しか販売されなかったのですが、なんとかゲットすることができたんですよ。

作中で、この2人は「赤城レッドサンズ」という走り屋チームに所属しているので、外装と内装は赤色を取り入れるようにしています。エアコンのボタンやサイドシフトは、赤色のカッティングシートを自分で貼りました。

ちなみに、メルカリでコペン用サイズとして、あらかじめカットしてあるシートがあるので、私はそちらを購入しました。不器用さんには、絶対オススメです。赤城レッドサンズ愛あふれる「レッドサンズ号」と名付け、どんどん進化させて行く予定です。

――おおお、す、す、すごいです。圧倒されます……。

あの、ちゃんとついてきていますか(笑)?すみません。つい熱くなってしまって……。

――いえいえ。彩さん、なんだか楽しそうで輝いてます。今後、外装もレッドサンズ号化させるのですか?

そこなんですけど、実は悩んでいまして。

実家に住んでいるのですが、両親に「ボボボボ」と大きな音の出るマフラーに付け替えたいと言ったら、今のままでも充分うるさいと言われてしまいまして。

ただ、母は群馬に住んでいただけあって、元彼のシルビアやトレノに乗って赤城山を走っていたことがあったようなので、懐かしいとも言ってくれるんです。なので、あと一押しだと思ってます。

――頑張って下さい!その熱意があれば、大丈夫!

はい!コペンに乗り始めて3ヶ月くらいですが、こんなに楽しいと思わなかったんです。もっともっと、自分の色にコペンを染めていきます!

「外装はしばらくこのままかも?」と仰っていましたが、取材後に彩さんのTwitterを覗くと、スポーツタイヤやゴールドのタイヤホイールの装着を検討しているようでした。すごいスピードで変身していくコペンの行く末が、とても楽しみです。

【Twitter】
山村 ださ子@RedSunsコペン さん

(文:矢田部明子)

※当企画の記事は、お客様からご提供いただいてる写真とインタビューをもとに作成しております。

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road