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名車館特集

 
スーパーカーと呼ばれたクルマたち
BOOM〜少年たちの夢や憧れ〜
その誕生以来世界中の人々を魅了し、とりわけ日本の少年たちの心をがっちりととらえたスーパーカーたち。1970年代の日本を覆いつくした空前のスーパーカーブームとはどんなものだったのでしょうか?当時の記憶をひもといてみましょう。
The Beginning of the Boom ブームの始まり
日本でスーパーカーブームが起こったのは1970年代の始めの頃のことで、瞬く間に日本中に広がりました。スーパーカー消しゴムやスーパーカーカード、TV番組、漫画、プラモデル、エンジン音入りのレコードなど少年たちが手に取りそうなものがスーパーカーで埋め尽くされ、その結果、少年たちの親をも巻き込んで、社会現象にまで発展したのです。
スーパーカー消しゴム
スーパーカー消しゴム
ガチャガチャや駄菓子屋で手に入れたお気に入りの一台で参戦するスーパーカー消しゴムレースが少年たちの間で大ブームとなりました。学校の机の上で消しゴムを走らせるというシンプルな遊びでしたが、ホッチキスの針をタイヤに刺して滑りをよくしたり、スーパーカー消しゴムレースになくてはならない存在だった”BOXY”ボールペンのバネを改造したりと、少年たちはさまざまな工夫をこらしてスーパーカー消しゴムレースに夢中になりました。その熱狂ぶりは、消しゴムもボールペンも持ち込み禁止になる小学校があったほどです。

コミック
スーパーカーと聞いてまず「サーキットの狼」を連想する人も多いはず。スーパーカーブームの立て役者とも言える作品です。1975年に連載が始まったこの作品の内容は、何千万円もするスーパーカーが公道でレースを繰り広げるというもので、日本中の少年が夢中になりました。この作品が連載されていた週刊少年ジャンプでも毎週のようにスーパーカー特集が組まれていました。
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テレビ番組&スーパーカーショー
スーパーカーブームはメディアにも進出しました。東京12チャンネル(現テレビ東京)で『対決!スーパーカークイズ』、TBS系で『ザ・スーパーカー』など、全国から小学生が集まってスーパーカーに関するクイズに答える、といった内容のテレビ番組が放送されていました。1977年には東京・晴海で『スーパーカーショー』がサンスターの主催で開かれブームは一気に加速、社会現象にまで発展したのです。デパートなどでも催し物が多く開かれ、会場はいつもカメラを手にした大勢の少年たちであふれかえっていました。
プラモデル
ニットーやアオシマ、マルイ、ニチモ、LS、クラウン、オオタキなどのメーカーから発売された1/24スケールのスーパーカープラモデルも少年たちの間で人気を博したアイテムの一つです。本物のスーパーカーは高くてとても手が届かないけれど、プラモデルなら買うことができたためか、それとも少年の親たちの防衛手段か、とにかくスーパーカープラモデルは飛ぶように売れました。
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The End of the Boom〜ブームの終焉〜
スーパーカーブームは一気に加速して日本中をスーパーカー旋風に巻き込みましたが、1980年初頭までには終息を迎えていました。ブームの主役はクルマからいつしかブルートレインへと変わり、夢中でスーパーカーの写真を撮っていた少年たちの被写体は特急列車へと移行していったのです。スーパーカープラモデルなどを扱っていたディーラーや雑誌の出版社の中には倒産するところまであり、ブームは一気に終息に向かっていきました。しかし、今日でもスーパーカーの人気は未だ根強く、ミニカーやスケールモデルなど数多くのグッズが販売されており、多くのカーファンを魅了し続けています。
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