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| 虚構の時代が創出したステータスシンボルたち… |
| 変貌する世の中 |
| 自動車の生産が日本の基幹産業とまで言われるようになってから迎えたバブルの時代は、多くの企業や人々がマネーゲームに踊らされた時代でした。土地の価格は急騰し、株や証券などの金融取引で獲得した莫大な利益が絵画や彫刻などの美術品の購入に当てられ、国内に多くの名作が持ち込まれました。自動車の世界でも同様にあらゆる面で膨れあがろうとする時代へ突入し、それまでは高嶺の花と思われていた名車も数多く輸入・収蔵されました。世界的には、東西冷戦の終結や東西ドイツ統一などの歴史的な出来事が起き、まさに新時代の幕開けとも言える時代でした。 |
| 飛躍的な技術革新と高級化 |
| また、日本車の性能が飛躍的に伸びたのもこの時代で、3ナンバーの堂々としたボディを持つ、いわゆる高級車と呼ばれるモデルが多く誕生しました。一方で自動車の操縦安定性と安全性を追求する技術開発も盛んに行われ、4輪アンチロックブレーキシステム(ABS)やエアバッグ、サスペンションの電子制御化、4輪操舵システムなど、数多くの先駆的な試みを備えた市販車が生まれたのもこの時期でした。人が創りだした虚構の世界は自動車を完全なるステータスシンボルと仕立て上げる一方で、企業体力の格段たる向上による大きな技術革新の時代でもあったのです。 |
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12月2日14時57分更新
お礼 「クラシックカー フェスタ in 神宮外苑」