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バーチャルショールーム

メイキング オブ バーチャルショールーム(輸送編) メイキング オブ バーチャルショールーム
輸送編 撮影編 制作編
1. 美術品同様の配慮で
クルマ バーチャルショールームに展示しているクルマは、いずれもトヨタ博物館の展示・収蔵車両。世界に数台、ともすると1台しかない貴重なクルマばかりですから、美術品と同レベルの価値があると言えるでしょう。そんな貴重品を撮影のためにスタジオに運ぶには特別な配慮が必要でした。なにしろ、車両によっては製造年が20世紀初期にまで遡るわけですから、これらのクルマは、破損すると補充の効かない部品の集合体。さらに、ボディを傷つけたら、撮影そのものができなくなるうえに、修復にも大変に手間のかかる作業が必要になるのです。
2. 移動は、すべて手押し
手押しで移動 トヨタ博物館の展示・収蔵車のうちで、バーチャルショールームの展示用にセレクトした車両は、基本的な整備を施せば走行できるコンディションのものばかり。でも、普段はバッテリーを外してあるうえに、ガソリンも入っていません。これは展示する際の安全性を確保するとともに、保存状態を良好に保つため。そのため、移動はすべて手押しで行わなければならず、1人がハンドルを操作し、あとの何人かで車を押していく光景は、輸送や撮影の工程では、日常茶飯事でした。
3. 専用積降し機登場
専用積降し機 展示車の輸送は、キャリアカーと呼ばれる自動車輸送専用のトレーラーを使用しました。ところで、通常の自動車輸送の現場では、ドライバーが運転して自走で積み込むスタイルが一般的。人が押して動かすしかない状態の展示車には、どうしても不可能な芸当です。そこで、積み下ろしのための装置を、特別に用意したのです。
4. 決行は、休館日
スケジュール 博物館には多くのお客さまがいらっしゃいます。世界的な名車を見たい、子どもの頃から憧れていたクルマと再会したいなど、それぞれの期待を胸にして……。撮影のために展示品を運び出す作業を、そんなお客さまの目前で行うわけにはいきません。そのため展示品の輸送・撮影は、休館日に設定しました。後に控える撮影との連携も充分に考慮し、綿密なスケジューリングを行い、プロジェクトは、ついに本格稼動したのです。
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