注目のムラブロガー第1回平成の寅さん ~きらり水源村~

各ムラで精力的に活躍されているブロガーをご紹介する「注目のムラブロガー」。
今回は『きらり水源村』を力強く引率する若きリーダーをピックアップ。廃校となった木造校舎を拠点に、様々なまちづくりやツーリズムなどの活動に取り組む"平成の寅さん"の熱い思いや夢を語っていただきます。

「マチの人が思う”うらやましい像”を田舎に作ることが僕の夢です!」

2008年3月

アジア欧州の国際ボランティア活動に携わる青年達の交流にて

アジア欧州の国際ボランティア活動に携わる青年達の交流にて(2003年)。今でも2~3年に一度声がかかり世界を巡っています。

suigen02.jpg

韓国の自然学校での2週間のボランティア活動(2002年)。ドイツ、フランス、韓国、セルビアのボランティアと公園整備と子どもへの環境教育を実施。

水源村の人たちと一緒に企画した「おいしい村づくり」の一コマ。

水源村の人たちと一緒に企画した「おいしい村づくり」の一コマ。稲刈りをした後に、本日のMVPをみんなで昔遊びの「鯉の滝のぼり」で祝福しています。

岩下神楽保存会と一緒に取り組む「きらり神楽教室」

岩下神楽保存会と一緒に取り組む「きらり神楽教室」。毎年、7~10月に舞を特訓し、10月の「よかばい祭」や祭事に奉納します。未来の後継者誕生なるか!?

がむしゃらに遊んで、そして自然と触れ合った学生時代

―高校生の頃から「豊かさとは何か?」について漠然と考えていたという平成の寅さんですが、大学時代はどんな活動をされていたんですか?
「自然と触れ合う活動に参加してました。生活や人に役立つことを身に着けることが必要だと感じたので、『千年の森づくり活動』、『日本国際ワークキャンプ (NICE)』、セールスのアルバイトなどを掛け持ちしてました。忙しかったですねぇ。でも普通の大学生としての“遊び”も怠りませんでしたよ(笑)。お かげで睡眠時間は常に3~4時間程度でしたけどね。自身の基礎を築けた貴重な4年間だったですね」

―そんな楽しく遊んで学んだ大学生活ですが、卒業後はやはりその“道”に?
「はい、NICEの職員になって日本はもとより世界各国を奔走しました。各地ではおもに環境や文化の保護、福祉や農村開発等に取り組んでましたよ。活動の場がどんどん広がった期間ですね」

―じゃあ世界にはたくさんのお友達がいらっしゃるんですね。
「NICE時代には本当にたくさんの人々と知り合いましたね。でもその分別れも多くて……。Good Byeではなく、See you againでさよならをしたからには会いに行くのは当然かなと思いNICEを卒業して放浪の旅に出たんです(笑)」

運命(?)の水源村との出会い……

―世界の友達を訪ね歩くとは、まさに“寅さん”を地で行く放浪期ですね。でも、水源村とはどのように出会ったんですか?
「世界中を旅して回っている時にふらりと立ち寄ったのがこの『きらり水源村』なんです。素朴な木造校舎の周りで子供と大人が一緒に遊んでいたんです。その 風景に一目惚れしちゃったんですね。もともと教師を目指していた僕にとっては理想的な交流を見た気がしたんです。瞬時にここで働きたいと思いましたね」

田舎暮らしの醍醐味とは? そして今後の夢とは?

― 一目ぼれをきっかけに水源村に拠点を移すこととなったんですね。ところで村の生活も丸4年になるそうですが、村の魅力はどんなところですか?
「なんといってもお金がかからないのがいいですよね。食事だって外食するよりムラのばあちゃん達が作ってくれる料理の方が断然おいしい(笑)。お金は“欲 しい分だけ働けばいい!”というスタンスです。これって怠けてるわけじゃなくて、自分主導の生き方ができるということなんです。でも、きちんと自分自身を 持っていないとダメですけどね」

―核たる部分は必要ってことですね。そんな目標を次々とクリアしていく平成の寅さんですが、今後の夢はどんなことなんでしょうか?
「ぜひとも田舎にマチの人が憧れるような“うらやましい像”を作りたいですね。最近、田舎に興味を持っている方が増えてきていますが、人、暮らし、食べ 物、文化等、マチにはない魅力的なものをもっと知ってもらいたいですね。それを確立することが目下の夢です」

今月末からは『アース・キャラバン2008』(洞爺湖サミットに向けて日本縦断のエコキャラバン)に参加するのだそう。自分のやりたいことを明確に持ち、そして実行していく姿が頼もしい平成の寅さんでした。

ムラ情報を見る