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注目のムラブロガー第6回黒米でんでんさん〜伊万里〜

黒米作りを初めて十数年。1.5ヘクタールの広大な田んぼで毎年質の良い黒米を育てている“黒米でんでん”さん。そして、稲作以外にもグリーンツーリズムや伊万里の知名度アップのために頑張る彼に活動の実情と理想を語っていただきました。

「田舎だからとひるまないで、田舎だからできることを実践していきたい」
黒米の田植え。

黒米の田植え。毎年、都市と農村の交流を兼ねて田植えを一緒に行っています。「一苗ずつ、立派に成長することを願って植えていますよ」と黒米でんでんさん。

夢耕房農産加工グループの皆さん。

夢耕房農産加工グループの皆さん。黒米を使った色とりどりのお料理が並びます。こうした黒米を使用した新しいレシピ考案も楽しみの一つなのだそう。

『畑の中のレストラン』の1シーン。

『畑の中のレストラン』の1シーン。まさに畑のど真ん中! 農作現場を見学し、その場で食す。どんな高級レストランにも真似できない最上級の贅沢があります。

2千人分の鍋物を作れる直径1.6mの川内野自慢の「元気鍋」。

2千人分の鍋物を作れる直径1.6mの川内野自慢の「元気鍋」。名物料理の「黒米だご汁」には黒米の粉を使って作った団子と地元で取れた野菜がたっぷり入っています。

黒米でんでんさん

黒米でんでんさんプロフィール
『川内野コメCOME倶楽部』代表

黒米(くろごめ)作りの魅力とは?

―黒米との出会いのきっかけはなんだったのでしょう?
「私の住んでいる川内野は標高300mの山々に囲まれていて伊万里の中でも寒暖の差が激しいんです。そんな気候が黒米作りに適していると勧めてもらったのがきっかけで、『川内野コメCOME倶楽部』という村おこしグループを発足させたんです。黒米は原種のため育てるのに手が掛かるんですよ。だから、初めはいろんな試行錯誤を繰り返しました。また、黒米の知名度をアップさせるために様々なイベントに出掛けては試食してもらったり……。今では、指名買いしてくださる方も増えてありがたいことです」

―健康食ブームで黒米も注目されましたしね。
「関心をもってもらって嬉しいですね。黒米はもち米ですのでもっちりとした食感です。そして栄養価が高く、アントシアニンも多く含まれていますので、ブルーベリーと同じく目にもいいんですよ。もともと紫色をしているのですが、お酢を混ぜるとピンク色に変色するんです。ですからお祭りなどでお寿司を作る場合、とても華やかになりますよ。ぜひ試してみてください」

畑から学ぶことはとても大きくて……

―黒米でんでんさんは黒米以外にも情熱を注いでらっしゃることがあるんですよね。
「いっぱいありますよ(笑)。主にこの地方の農業の活性化や農作物のおいしさを知ってもらうための活動をしています。去年の夏に初めて開催した『農村チャレンジキャンプ』では、小中学生に農作業体験などをしてもらい食の大切さを知ってもらいました。調理するだけでなく、食材を育てることも大切でそれが基本になっているんだと。市役所が運営している『畑の中のレストラン』もおもしろい取り組みですよ。これはマチの人が農村の生産者の畑を見学し、そして畑の中でその食材を使った料理を食べるという企画です。言葉で伝えるより、実際に体験して体で覚えることの方が大切だと思うので、今後もこのような面白いアイデアを考えていきたいと思っています」

―最近は消費者の食に対する目が厳しいですからこのようなイベントはまさに打ってつけですね。
「そう、こういった“食育”を通して、ぜひ、いいものを見定める目を養ってもらいたいですね」

目標が明確だからこそ成しえられる村おこし

―すばり、今後の夢はなんでしょう?
「『畑の中のレストラン』を本当のレストランにしたいんです。例えば、自分で採ったニンジンが調理されて出てくるとかね。地元の食材を食べ、そして体験できるレストランが理想ですね。他にも、グリーンツーリズムの強化やお年寄りのサポートなど夢は尽きないですね。いつも思うのですが、田舎だとひるまないで、田舎だからできることを実践していきたいと思っています。いつもどこかが光っている地域を目指して頑張りますよ!」

実写版(?)『畑の中のレストラン』のオープン、楽しみですね。黒米でんでんさんのお人柄と実行力ならそんなに遠い未来ではなさそうですね。

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