トヨペット Green Lifeのブログ

柳生真吾がおくるエコな生活。






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時を越えて伝わるメッセージ

​新年明けましておめでとうございます。
2014年もGreen Lifeのブログをよろしくお願いいたします。

さて、前回は京都・無鄰菴さんのお庭についてご紹介しましたが、
今週は岩倉実相院さんのお庭について書いてみようと思います。


140108_1.JPG

僕もいつも寄らせていただいている実相院さんに
またお邪魔しました。

 

この岩倉実相院の枯山水の庭園は、
今回僕たちを案内してくれた小川勝章さんが手がけているのですが、
ここでは僕がこれまで抱いていた
日本庭園の概念を覆すようなチャレンジがされているんです。


140108_2.JPG

小川勝章さんが手がける実相院のお庭。
こんなお庭見たことないでしょ?

 

実はこの実相院には過去にも何度か訪れていて、
お庭のこともずっと気になっていたんですが、
ここでは春と秋に参加者を募り、
一般の人たちがワークショップのように庭造りをしているそうなんですよ。

 

140108_3.jpg

小川さんが手がける「お庭ワークショップ」。
すごくいい経験だよね!

 

これまで僕は、日本庭園というのは変化することを拒否するものだと思っていました。

そして、その究極の形が、
経年変化が少ない石という素材を使った枯山水の庭なんじゃないかと。

例えば、普段僕が接している森というものは常に変化し続けるもので、
20年で様変わりするというのは当たり前のことなんですね。

一方で、京都の庭園というのはその対極にあるもので、
100年後も変わらず同じ姿であることが求められているのだろうと。
だからこそ、変化を良しとする小川さんの試みにはショックを受けたし、
同時に凄く画期的なことだと感じました。

小川さんがこのワークショップを始めた背景には、
少しでも多くの人に一歩でも庭に出てほしいという思いがあるんだそうです。
「家庭」という言葉があるように、
そもそも家と庭というのは非常に密接な関係だと小川さんは言います。


140108_4.JPG

​庭というものは家から見られることを前提に作られているし、
逆に庭に出てみることで家がよく見える。
「家庭」というのはとても良くできた言葉なんですね。

おそらくこのワークショップに参加した人たちは何度もこの庭に通うでしょうし、
子供や孫にも自慢をすると思うんです。
自分よりも長く存在する可能性がある
庭園の歴史のはじまりに立ち会えるというのは素晴らしいことですからね。

もしかしたら死後200年くらい経った時に、
自分のメッセージを読み解いてくれる人が現れるかもしれないし、
逆に僕たちは、先達のメッセージをお庭から読み取ることができる。
時を超えたコミュニケーションができることも
お庭の大きな魅力だなと改めて感じましたね。




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