chakoの山村通信

愛知県の最高峰 茶臼山のふもとに暮らすchakoの日記

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やらかす。

いつもの事であるが、またやらかした。

            ……あろうことか芸大の先生に向かって。


今夜のお客様、昨日の予約でおみえになったご夫婦連れ。

宿泊客には宿帳を書いていただくが、職業などについては触れない。

お客様の中には追跡されることを拒否、宿帳を書かない方もいらっしゃる。

無理強いはしていない。

今夜のお客様をA様としよう。

夕食の際、A様から館内に飾ってある油絵はどなたが描かれたものかとお尋ねがあった。

私は正直にあるがままをお話しした。



これらはうちの父の従弟(元中学校教師90歳)が描いたもので、作品がご自宅の2階部分を占領し廊下までもはみ出るに至った。

それに我慢できなくなった奥方から、清水館に引き取ってもらうよう指令が出た。

電話を受けた私は叔父上の描かれた油絵を引き取りに、長野県下伊那郡のご自宅へ伺った。

いくらあちらからの申し出であっても絵を頂くのであるから菓子折りなどを手土産に伺った。

すると、愛する自分の作品との別れを受け入れがたい悲しげな叔父上とは裏腹に、ニコニコ満面の笑顔でよく来てくれたこれで少しは家がすっきりすると大喜びの叔母上、実に対照的な2人である。

絵を下さるのに加えて、お土産(漬物、お菓子、野菜、50組の座布団)までつけてくださる。

なんということだ、そんなに邪魔だったのか!?

私の持参した菓子折りなどかすむ勢いである。


座布団については、人寄りの際必要だという事で作ったが、近所に地域の公民館ができ不必要になったのでこれも清水館に引き取ってもらえ、という事になったそうだ。

誠にありがたい親戚である。

こうなると絵を引き取りに行ったのか、座布団をもらいに行ったのかもはや不明。

たまたまハイエースで出かけたのですべて積むことができたが、そうでなかったら大変な事になっていた。

話は逸れたが、こんな経緯で油絵は我が家にやってきた。


 

以上のような話を、聞かれるがままに、馬鹿正直にA様にお話ししたところ

「実は、私は画家でして、、、、家内は版画家です。」と仰るのだった。

ひええええ、にじみ出る脂汗で脇が濡れつつも、いったん口から出てしまった言葉を飲み込むことなどできない。

慌ててA様のお名前をググってしまった。

芸大の先生で有名な画家である。

恐れ多くも、芸大の先生、しかも画家に向かって要らない絵をもらいに行って、それを仕方なく飾ってると話してしまった私。


 

ああ~なんて恥ずかしい私。

笑ってお話しくださいましたが呆れてみえるに違いない。


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