Team Land Cruiser TOYOTA AUTO BODYのブログ 前の記事次の記事

6 11
テストから帰国しました

こんにちは。TLCの三浦です。


先週モロッコでのテストを終え、帰国し久しぶりの日本での仕事になりました。

モロッコでは前々回のブログで少しご紹介したとおり、将来に向けたAT(オートマチック仕様)の

ラリー車開発を中心とするテストを行ってきたのですが、後半5日間は日々600km~700kmの

SS相当のオフロードを毎日走りこんだのでさすがに疲れました・・・。


一方で、しっかりと距離を走りこめたので、クルマの開発に加え、私を含めチームメンバーにとっても

着実にスキルアップを果たせたという手ごたえもありました。

IMG_6058.JPG

 ↑砂丘を含むさまざまなバリエーションの路面をテストしてきました。テストでは、クルマの限界を見極めるため

  ラリー本番以上のペースで走ることも珍しくないので、いつも以上の集中力も必要です。


 さて、AT仕様の話に少し戻すと、ATだからといっても、競技(SS)走行では、ドライブモード(Dレンジ)で

走行するのではなく、マニュアルモードで操作は行います。

シフトパターンももちろん市販車と同じ.jpg

 ↑シフト左側(写真でいうと上側)の『+/-』印のマニュアルモードでギアを選択して走行します。


リエゾン(移動区間)では、Dレンジでいわゆる街乗りと変わらない走行になるのですが、ダカールラリーでは

リエゾンも5,000km近く走るので、疲労軽減という意味でもATの恩恵は大きい気がします。


足元はもちろん2ペダル。右足でアクセルを、左足でブレーキ操作をします。ゴーカートのようなイメージですね!

ラリーでは左足でのブレーキ操作は一般的なものですが、ダカールラリーでは走行距離が長いこともあり、私たち

市販車部門では車輌への負担を軽減し、トラブルのリスクを避ける目的でラリーで意味する左足ブレーキの操作は

あえてしないようにチームで決めています。


ここでいう左足での操作は、右足で全てを操作する場合、どうしてもアクセルからブレーキへ踏みかえる時差が

生じてしまいます。この時差を短縮し、クルマを無操作状態になる時間をなくすことが目的なので、少し意味合いは

違っています。

足元のフットペダルはもちろん2ペダルとなります.jpg

↑手はハンドル、右足はアクセル、左足はブレーキに集中できるので慣れれば、MT仕様より余裕を持って操作できるという

  メリットもあります。


競技の世界ではまだ馴染みが薄いAT仕様ですが、このようにMT仕様に対するメリットも実はたくさんあります。

一概にどちらがいいとはいえないですが、世界各国で市販されているランドクルーザーシリーズも200系はそのほとんどが

ATとなっています。


まだまだ、クリアにしていかなければならない課題もたくさんありますが、ATの可能性を探っていいラリーマシンに仕上げて

いきたいと思います。チームも新しいチャレンジに全員が期待をもって取り組んでいますので、皆さんも楽しみに

していてくださいね。

IMG_5853.JPG


コメント

この投稿に対するコメントはありません。