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「カローラレビン」“なるぼど知識”byトヨタ博物館

今まだ人気のカローラレビン、スプリンタートレノ(TE27型)について、そのプロフィールを紹介します。カローラとスプリンターの誕生とか、何故人気なのか?を考えてみます。

     

 

1.カローラレビン/スプリンタートレノ(TE27)誕生

カローラレビン/スプリンタートレノ(TE27)のベースとなった2代目カローラは1970年5月(昭和45年)に発表されました。そして72年3月にカローラレビン、スプリンタートレノが発売されます。レビンは英語で「稲妻」、トレノはスペイン語で「雷鳴」をあらわします。カローラクーペ系1400SR/SLをベースの、1600ccのセリカGT用のDOHCエンジン(2T-G)を搭載した市販ラリー仕様で高性能モデルでした。セリカより100キロ軽量なボディに115馬力のエンジンで時速190km/hと抜群の加速力(0-400m=16.3秒)と強化された足回りを持ち、175/70HR13の太いラジアルタイヤをオーバーフェンダーで包む凄みのある外観。室内は専用セミバケットシートや油温・油圧計を標準装備するが、ラジオや時計はオプションとスパルタンな車でした。レビン、トレノの価格は81万円、カローラ1400SLが60万円、セリカ1600GTが88万円位です。

 

2.TE27型レビン、トレノが今、何故人気なのかを考える

素性の良いシャシーなどを持つ基本のベース車に、高性能なエンジンを搭載するクルマは内外にも多い。よく知られている「スカG」のスカイライン2000GTは1963年(昭和38年)に発売されたプリンス・スカイライン1500デラックスに、グロリア用6気筒2000ccエンジンを搭載され、65年に発売されました。セダン系ボディの前部を200ミリ延長し、その人気から「羊の皮をかぶった狼」と呼ばれました。このレビン、トレノもその一例ですが、室内装備を削って、走りに徹したモデルというところに特徴があります。同じ72年にセリカGTの豪華装備を削ったセリカGTVが発売されています。加飾を捨てて、走る機能に徹した“ストイック”さが、今このクルマの人気の元ではないでしょうか。また、バランスの良いクーペスタイルに太いタイヤを履き、ボルト留めされた全幅90ミリプラスのオーバーフェンダーという“迫力”も魅力だと思います。

 

3.カローラ/スプリンターの誕生

東京オリンピックは開かれた1964年(昭和39年)頃から、わが国の大衆車市場が急激に成長します。61年にパブリカが発表され、62年にマツダキャロル600、63年ダイハツ・コンパーノ、ホンダS500、三菱コルト800、64年にマツダ・ファミリア800と相次いで発売されました。そして66年(昭和41年)に日産サニー、トヨタ・カローラと発売されました。カローラの発売時、月産目標3万台は世間を驚かせます。その前月のトヨタの総生産が5万台でした。しかし2年後には月産3万台を達成しました。しかし、この大衆市場の急成長に販売力の増強のテンポが追いつかず、もう一つの販売店系列を新設し、その販売店系に向けてクーペスタイルの「カローラスプリンター」が68年(昭和43年)発売されました。スプリンター誕生です

 

4.レビンとその頃のモータースポーツ

レビンは1972年5月日本グランプリのツーリング部門に出場し、2台のセリカ1600GTに次いで3位に入賞。ラリーでも74年頃から海外ラリーに出場し総合優勝など華々しい活躍し、1600ccエンジンの日本車レビンが、1800~2000ccのヨーロッパ強豪と互角に勝負を挑んでいきました。そして77年のRAC最終ラリーで、第一線から退きます。一方、国内のラリー事情は1960年代後半から本格的な山岳ラリーから多くのクラブ主催のラリーまで広く開かれていました。これらは自動車メーカーが本腰を入れる性格のレースではなく、一般の参加によるラリー競技でした。しかし、次第に交通量の増加などの理由で、閉鎖した林道などのスペシャル・ステージのコースへ追いやられていきます。一般参加のレビンが登場したのもこの頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

カロリンター [2010年1月24日 18:20]
トレノはイタリア語じゃなくてスペイン語ですね
タムタムくん [2010年1月25日 10:29]
>カロリンター様

ご指摘ありがとうございます。
スペイン語です。さっそく本文の修正をしました。
ありがとうございました。

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