トヨタ 来年3月17日に沖縄市、うるま市でラリーを実施することを発表
沖縄モーターショーのTGRスペシャルステージで、トヨタ自動車のGAZOO Racingカンパニーの高橋智也プレジデントは、2024年3月17日に沖縄市、うるま市でラリーチャレンジ(以下ラリチャレ)を実施し、2025年以降も継続して実施していくことを発表した。そして、このラリーを沖縄の皆さんがお祭りとして楽しんでいただけるように皆さんと一緒に育てていきたいと協力を呼び掛けた。
沖縄でラリチャレを実施する理由について、沖縄出身のプロドライバーである平良響選手(SUPER GTで活躍)と翁長実希選手(KYOJO CUPで活躍)が沖縄をモータースポーツで盛り上げたいという強い気持ちをもっており、沖縄市の桑江朝千夫市長もモータースポーツを盛り上げたい、そしてモータースポーツの拠点になりたいという想いがTGRの想いと合致していたから、沖縄市にご相談して実施することになったそうだ。
ラリーチャレンジを開催するには、コース、整備場所、イベント広場をどこで実施するのか探す必要があるため、沖縄の多くの人の協力を仰いだそうだ。またタイム計測、安全監視など競技を運営するには多くのオフィシャル、そしてその準備も必要となる。沖縄トヨタ自動車に協力を依頼し、船の運送をチームのメンバーが関わらず無人で行う取り組みや、ラリーに関わる告知活動を行って頂いている。ちなみに、船でマシンを沖縄に輸送するには、チームのメンバーが参戦車両と一緒にフェリーに乗り輸送する必要があるため、片道2~3日も必要となる。
ラリチャレのために沖縄トヨタでは専属チームをつくり支援している。沖縄トヨタグループの仲地るみこ課長によると、2年ぐらい前にラリチャリをやりたいという声があがり、地元のモータースポーツ好きな方々と、地図を見ながら道を探すところから始まったそうだ。その後、本当に走れるのかを確認してコースを決めたそうだ。ちなみに、仲地課長はそれまでモータースポーツとは関わりのない仕事、関心もなかったそうだが、お仕事は楽しいそうだ。なおコースはまだ公開できないそうだが、沖縄らしい海が見える場所、基地の中なども検討したそうだ。もっと沖縄らしくするために、2024年ラリチャレ終了後に2025年のSSやリエゾンコースなどは再度検討するみたいだ。
沖縄市のモータースポ―ツマルチフィールド沖縄は土日はほぼ予約で埋まり、平日も多くの予約が入っているそうで、沖縄市はモータースポーツ好きとっての聖地になりつつある。今後はモータースポーツに興味がない人にも、モータースポーツが沖縄に利益をもたらすことを知ってもらう必要がある。2023年度に初開催となる沖縄モーターショーとラリチャレは、そのために必ず役立つイベントになるだろう。
(GAZOO編集部 岡本)
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