アルピニストの野口健氏、被災地テント村とアウトランダーPHEVの連携をアピール

対談会は終始にこやかな雰囲気で進められた
7月27日、都内の三菱自動車本社において、「岡山県 高梁川の恵みと賜物展」の開催にちなんだ特別イベント対談会が実施された。対談会には、岡山県総社市の片山聡一市長、アルピニストで三菱自動車アンバサダーの野口健氏、そして三菱自動車の取締役CEOである益子修氏が登場した。

■総社市と三菱自動車のつながり

対談会ではまず、片岡市長が三菱自動車とのつながりをアピール。「総社市の人口6万8000人のうち、三菱自動車に関係する人は、家族も合わせると約1万人。まさに三菱自動車の城下町だ。また総社市では、300円の乗り合いタクシーも運用している。9台のピンク色の『デリカ』を導入した。総社の街を歩くと必ずデリカに出会う」。

また片岡市長は、野口氏と長く親交を結んでいるという。「以前私が橋本龍太郎氏の秘書をしていたころ、橋龍にズケズケものを言えるのが野口健さんだった。あの恐ろしい橋龍がニコニコ話を聞いていた。橋本氏も登山家だったので深い絆があったからだ。そのときから友情を温めあい、20年以上お付き合いをしている。そんな縁があって、益子社長に野口さんを推薦した」と説明した。

■橋龍にケンカを売られたと思った

橋本龍太郎氏と知り合ったきっかけについて、野口氏は冗談交じりに説明する。「2000年ごろからエベレストの清掃活動をしている。初めてエベレストに行ったときに、日本隊のごみが目立ったからだ。その活動を始めたときに、橋本さんから手紙が届いた。そこには、『前年の隊が置いて行ったごみで助かった』とだけ書かれている。これはどういう意味かと。日本隊のゴミについてガタガタ言うなよ、とクギを刺されたのかな、ケンカを売られたのかな、と」。

「僕も性格が屈折しているので(笑)。よし、じゃあ橋龍隊のゴミを見つけてやるということで、捨ててあったボンベを見つけて橋本さんの事務所に持って行った。それを見た橋本さんは、『……これは確かにわが隊のものです。申し訳ない』と。それ以来仲良くなったんです。そのころは清掃活動についてネパール政府も理解が無かったが、橋本さんがネパール政府に話をつけてくれた」

■パジェロの活躍がうれしかった

そんな野口氏は、子供のころから三菱自動車に親近感があったと語る。「小学生のときにエジプトに住んでいたが、当時は日本が話題になることはほとんどなく、日本車もまだ少なくて、プジョーやフィアットばかり。そんな時にパリ・ダカールラリーでパジェロが活躍するニュースを聞いて、日本が海外で活躍している、そのことがうれしかった」

そして昨年の熊本地震の際、支援活動を通じて、『アウトランダーPHEV』の活用に思い至ったという。「熊本地震は余震が何度もあり、たくさんの家が壊れていた。そんな時に片岡さんと何ができるか相談し、被災者の方にテントを届け、約600人がテント村が1か月ほど生活した。なかには避難所からテント村に引っ越してきた人もいる。テントのほうがプライバシーがあるからだ。その時に思ったのが、アウトランダーPHEVをテント村に組み合わせればよかったということ。ガソリンはあったので、1回満タンにすると一般家庭の10日分の電気を供給できる。次回テント村をするときはアウトランダーを活用したい」。

益子社長はこれを受けて、「野口さんのNPO法人と総社市は、被災時のテント村の開設について協定を結んでいる。そこにアウトランダーPHEVとテント村をセットで提供することで、被災者の方々が少しでも楽に生活できるので、今後協力していきたい」と語った。

■アウトドアの経験は生命力を養う

7月29~30日に、三菱自動車主催のアウトドアイベント「スターキャンプ2017」が開催される。野口氏は、「日本人はアウトドアを楽しむ人がとても少ない。ボーイスカウトも減っている。イギリスではアウトドアは国民的スポーツだし、オーストラリアでは義務教育に組み込まれている。アウトドアの経験から生命力が養われる。アウトドアを広めるのは大事なこと。スターキャンプが今週末開催されるので、そちらにも出向きたいと思う」とアピールした。

(レスポンス 佐藤耕一)

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